嬉野茶畑

嬉野茶畑

『肥前風土記』にその名が記された佐賀県嬉野市の嬉野温泉(うれしのおんせん)は、「日本三大美肌の湯」のひとつとしても知られていますが、嬉野茶の一大産地としても有名。霧深い山々に囲まれた盆地で水にも恵まれた土地は、お茶栽培の好適地。丘陵地には、のどかな嬉野茶畑が広がっています。

嬉野の丘陵地に一面の茶畑が広がる

嬉野茶畑

嬉野市街西方の不動山は嬉野茶発祥の地といわれる場所で、慶安年間(1648年~1651年)に鍋島藩士・吉村新兵衛(よしむらしんべえ)が茶種を蒔いたのが始まり。国の天然記念物に指定されている「嬉野大茶樹」は、その時の一本であったと伝えられています。
吉村新兵衛は、白石南郷(現・佐賀県白石町)の大庄屋で、佐賀初代藩主・鍋島勝茂(なべしまかつしげ)に仕え、彼杵(そのぎ)・松浦など佐賀藩西口の警備の任で嬉野に移住しました。
失態があり、慶安3年(1650年)に切腹と決まりましたが、父の戦功・親子3人の恭順姿勢などから一命を助けられ、以降は茶業を志したのです。
稲佐神社(佐賀県白石町)には茶業に尽力した吉村新兵衛夫妻の供養碑が、嬉野市不動山白川乙に「吉村新兵衛翁顕彰碑」が立っています。

吉村新兵衛が茶祖とされていますが、嬉野で最初の茶栽培は永享12年(1440年)、平戸に渡って来た明の陶工が、不動山皿屋谷に移住し、自家用に茶を栽培したのが始まり。

現在嬉野市には茶業振興課が設けられるほど、茶製造が基幹産業となっています。
茶畑は嬉野温泉南側の丘陵地、岩屋川内一帯に広がっており、その北端に位置する立岩展望台からは市街と茶畑が一望のもと。
また、平成30年にはうれしの茶交流館「チャオシル」もオープンし、嬉野茶の歴、おいしさを知ることができます(有料施設です)。

茶には殺菌作用のカテキンや脂肪燃焼のカフェイン、メラニン色素生成抑制が期待されるビタミンCが豊富に含まれているから、市内各地の店舗で試飲し、ぜひおみやげに購入を。

嬉野茶畑
名称 嬉野茶畑/うれしのちゃばたけ
所在地 佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内
電車・バスで JR武雄温泉駅からJRバス嬉野温泉行きで30分、終点下車、タクシーで10分
ドライブで 長崎自動車道嬉野ICから約9km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 嬉野市商工観光課 TEL:0954-42-3310
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
嬉野大茶樹

嬉野大茶樹

2018年6月4日

 

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