静岡県伊東市富戸、城ヶ崎海岸の門脇埼灯台(かどわきさきとうだい)の北側の入江に架かる吊り橋が、門脇つり橋。城ヶ崎ピクニカルコースの一部ですが、城ヶ崎海岸のハイライトでもあるため、灯台と吊り橋だけを見学する人も多数。時間が許せば、海岸沿いのハイキングがおすすめです。
城ヶ崎ピクニカルコースのハイライト
城ヶ崎海岸は、4000年前の大室山(おおむろやま)の噴火によってできた溶岩流の台地が、荒波に削られてできたダイナミックな海岸で、門脇崎では柱状節理も発達しています。
この溶岩台地沿いに、約3km、所要1時間30分の城ヶ崎ピクニカルコース(富戸〜門脇つり橋〜伊豆海洋公園)と、約6km、所要3時間ほどの城ヶ崎自然研究路(伊豆海洋公園〜俎岩〜はしだて吊り橋〜伊豆高原駅)という、2つの散策路が整備されています。
城ヶ崎ピクニカルコースのハイライトは、門脇崎の半四郎落しと門脇崎の北、海蝕洞(入江)の間に架かる長さ48m、高さ23m、スリル満点の「海の吊り橋」(門脇つり橋)。
門脇崎には高さ24mの展望台にもなった門脇埼灯台も建っています。
吊り橋が怖くて渡ることのできない人のために、城ヶ崎ピクニカルコースは山側を抜ける迂回路も用意されていますが、この迂回路が、吊り橋を眺める絶景スポット。
望遠レンズを有するカメラやスマホなら、吊り橋の上に立つ同行者を迂回路から撮影も可能です(雑誌やテレビでの撮影もこの迂回路から)。
門脇つり橋からぼら納屋方面に城ヶ崎ピクニカルコースを歩けば、幕末の黒船防備砲台跡もあります。
城ヶ崎海岸駅から門脇つり橋・門脇埼灯台へと向かう車道は、八重桜が植栽される桜並木で、春の開花期は見事です。
また元旦の初日の出は、つり橋の上から眺める人で賑わいます。
城ヶ崎海岸は、伊豆半島ジオパークのジオサイトにもなっていて、自然観察に最適。
画像協力/伊東市観光課、伊豆半島ジオパーク推進協議会
門脇つり橋(城ヶ崎海岸) | |
名称 | 門脇つり橋(城ヶ崎海岸)/かどわきつりばし(じょうがさきかいがん) |
所在地 | 静岡県伊東市富戸 |
関連HP | 伊東市公式ホームページ |
電車・バスで | 伊豆急行線伊豆高原駅から東海バス海洋公園行きで9分、終点下車、徒歩35分(城ヶ崎ピクニカルコース経由) |
ドライブで | 西湘バイパス石橋ICから約53km |
駐車場 | 伊東市門脇駐車場(126台/15分まで無料、以降有料) |
問い合わせ | 伊東観光協会 TEL:0557-37-6105 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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