『旅姿三人男』歌碑

『旅姿三人男』歌碑

名曲『旅姿三人男』(作詞:宮本旅人、 作曲:鈴木哲夫)。昭和13年にディック・ミネが歌ってヒットし、その後、多くの歌手がカバーしています。歌碑が立つのは、侠客・清水次郎長、その子分の大政、小政の墓がある静岡県静岡市清水区の梅蔭禅寺(ばいいんぜんじ)の境内です。

『旅姿三人男』は大政、小政、石松のこと

『旅姿三人男』は、「海道一の大親分」と謳われた清水次郎長(本名:山本長五郎)のことではなく、その子分の大政・小政・石松の3人。
歌詞の内容は、3人のそれぞれの姿や心情を綴ったもの。
本来は、演歌なのですが、洋楽系を得意としたディック・ミネが歌ったことで、大ヒットしたのです。

『旅姿三人男』歌碑(昭和41年8月)は、黒御影石に3節までの歌詞が刻まれています。
刻まれた文字は、宮本旅人のもの。

ちなみに『旅姿三人男』は、石原裕次郎、美空ひばり、藤圭子、天童よしみ、五木ひろしなどにカバーされています。

大政、小政、森の石松など、「清水二十八人衆」、「次郎長一家」と呼ばれる子分がいたとされますが、とくに森の石松に関しては、清水次郎長の養子になった天田五郎の聞き書きによって出版された『東海遊侠伝』に記された姿が基本になっているため(「隻眼の豚松」との混同も指摘され)、実在すら疑う歴史家もいるほど。
『旅姿三人男』の歌詞も、浪曲などの「(創作が数多い)物語」をベースにしていることに留意が必要です。

『旅姿三人男』歌碑
名称 『旅姿三人男』歌碑/『たびすがたさんにんおとこ』かひ
所在地 静岡県静岡市清水区南岡町3-8
関連HP 梅蔭禅寺(小松園公式ホームページ)
電車・バスで JR清水駅から、静鉄バス久能山下・三保方面行きで10分、梅蔭寺下車、徒歩2分
ドライブで 東名高速道路清水ICから約5km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 梅蔭禅寺 TEL:054-352-0995/FAX:054-351-0335
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
梅蔭禅寺

梅蔭禅寺

静岡県静岡市清水区にある臨済宗妙心寺派の名刹、梅蔭禅寺(ばいいんぜんじ)。「海道一の大親分」として知られた、清水次郎長(しみずのじろちょう)の墓が残る臨済宗の寺。明治26年、74歳で没した次郎長は、清水港の整備や、富士の裾野の開墾をはじめ、

 

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