ブナの森の代表格といえるのが、世界自然遺産の白神山地にある岳岱自然観察教育林(秋田県藤里町)。12haのブナ原生林は、世界自然遺産に登録された白神山地を体験できる数少ない森です。岳岱自然観察教育林内には全長1.8kmの遊歩道も整備され、白神のシンボル「400年ブナ」を被写体にすることができるのです。
ブナ林の切り撮るの意外に難しい!?
ブナ林の写真は難しいと思います。
変化が付きにくく、どこを撮っても同じような写真になってしまいがち。
天気が悪いと沈んだ感じに、逆に日が当たれば葉っぱが光って色が出ません。(写真1・2)
実にやっかいな被写体です。
巨木も「その存在感を伝える」ことができるようなものはなかなか撮れず試行錯誤の連続となります。
秋田県藤里町から、青森県西目屋村に移動します。
白神ラインと呼ばれる青森県道28号(岩崎西目屋弘前線)途中、津軽峠にそびえるブナの巨木が「マザーツリー」です。
(写真3・4=マザーツリー)
この時は天気もいまいちでしたのでちょっとパッとしませんが、青森県道28号(岩崎西目屋弘前線)で、日本海側へと移動した十二湖の青池はきれいでした。(写真5)
白神ライン沿い、3つの滝からなる暗門の滝など、ブナ林以外のほうが写真的には楽だと思います。(写真6=暗門第2の滝、写真7=銚子の滝)
今回の作例:400年ブナ
結局、岳岱自然観察教育林の400年ブナの根元を狙ったものが一番納得のいくものになりました。
ちょっとブナ林っぽさには欠けるかもしれません。
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