大雄寺の五百羅漢
長崎県諫早市富川町、本明川上流の富川渓谷の巨岩に彫られた石仏が、大雄寺の五百羅漢(だいおうじのごひゃくらかん)。元禄12(1699)年に本明川が大洪水を起こし、487名という犠牲者が生まれていますが、犠牲者の霊を慰め、除…
長崎県諫早市富川町、本明川上流の富川渓谷の巨岩に彫られた石仏が、大雄寺の五百羅漢(だいおうじのごひゃくらかん)。元禄12(1699)年に本明川が大洪水を起こし、487名という犠牲者が生まれていますが、犠牲者の霊を慰め、除…
兵庫県加西市北条町の羅漢寺の境内には、丈1m前後の459体の素朴な石仏が並んでいます。それが北条の五百羅漢。慶長年間(1596年~1614年)頃の制作と推定される高見石(凝灰岩)に刻まれた五百羅漢像で、誰が何の目的で作っ…
神奈川県鎌倉市、鎌倉五山(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺)の第一位、北条時頼が開基の建長寺。建長寺。総門、三門(山門)、仏殿、法堂(はっとう)、方丈が一直線に並ぶ伽藍配置ですが、国の重要文化財に指定される三門(山…
栃木県足利市にある建久元年(1190年)創建という天台宗の古刹が、徳蔵寺。文化10年(1813年)建立の羅漢堂にはピラミッド型になった10段に513体の五百羅漢(栃木県の文化財)が並び、壮観。愛染堂に安置される愛染明王像…
埼玉県川越市にある、円仁(慈覚大師)創建と伝えられ、家康・秀忠・家光の徳川3代に仕えた天海大僧正ゆかりの名刹が、喜多院(川越大師)。境内にある五百羅漢は、天明2年(1782年)〜文政8年(1825年)の50年間にわたって…
大分県宇佐市江須賀、駅館川西岸に建つ曹洞宗の寺、東光寺。貞治元年(1362年)開山とも伝わり、当初は臨済宗の寺でしたが、のちに曹洞宗に改宗。山号は医王山、本尊は薬師如来。15代住職、玉峰道琳和尚が干害から住民を救うため、…
三重県三重郡菰野町、竹成集落の中心にある竹成大日堂境内の五百羅漢は、幕末の嘉永5年(1852年)、竹成出身の照空上人(神瑞和尚)が建立を発願し、桑名の石工・石長(藤原長兵衛)一門の手により慶応2年(1866年)に完成した…
岩手県盛岡市にある石川啄木、宮沢賢治ゆかりの曹洞宗の寺が報恩寺(ほうおんじ)。報恩寺は、盛岡市街の北の寺町(北山・名須川寺院群)に位置し、藩政時代には、盛岡五山のひとつに数えられていたという歴史ある古刹。石川啄木の詩集『…
静岡市清水区の興津(おきつ)、清水港や三保松原を望む高台にあり、「興津(おきつ)の清見寺」として知られる臨済宗の名刹。その歴史は古く、創建は7世紀頃と伝えられています。天文8年(1539年)、今川義元の軍師・大原雪斉によ…
広島県尾道市の高台にある曹洞宗の寺、天寧寺(てんねいじ)。貞治6年(1367年)に尾道の道円の発願で足利義詮(あしかがよしあきら)の寄進により建立したのが天寧寺(てんねいじ)。代々の足利氏の庇護を受け、大伽藍を誇っていま…
広島県尾道市、芸予諸島のひとつ、因島(いんのしま)の北部にある標高226.9mのピーク、白滝山は石器時代から霊山として信仰された山で、山上にある巨石群は磐境(いわさか=社殿建築以前の祀り場で、岩石によって俗域と神域を分け…
徳島県板野町にある地蔵寺は、嵯峨天皇の勅願で空海の創建と伝わる真言宗御室派の古刹。四国八十八ヶ所霊場第5番札所で、4番の大日寺からは徒歩20分。板野町の羅漢地区に建っていますが、羅漢という地名も昔からこの寺が「羅漢さん」…
830(天長7)年、慈覚大師・円仁(えんにん)により創建された古刹が喜多院(川越大師)。1296(永仁4)年、伏見天皇が尊海僧正に再興を命じ、慈恵大師(元三大師)を祀って関東天台の中心的な存在となりました。さらに1599…