大雄寺の五百羅漢

大雄寺の五百羅漢

長崎県諫早市富川町、本明川上流の富川渓谷の巨岩に彫られた石仏が、大雄寺の五百羅漢(だいおうじのごひゃくらかん)。元禄12(1699)年に本明川が大洪水を起こし、487名という犠牲者が生まれていますが、犠牲者の霊を慰め、除災の願いを込めて建立されたもの。長崎県内随一の磨崖仏で、長崎県の史跡に指定されています。

江戸時代の諫早水害を今に伝える磨崖仏

第7代当主の諫早茂晴(いさはやしげはる)は死者供養と領内泰平を祈願するため、本明川上流の富川渓谷に大雄寺(だいおうじ)を建立し、長崎、大村、島原などから寄進を受け、渓谷の崖面や巨岩崖に羅漢像を刻ませ、宝永6年(1709年)の春に竣工しています。
神代村常春寺(現・雲仙市国見町)の僧・志元が下絵を描き、矢上村(現・長崎市)の石工・鎌山甚兵衛と田結村(現・諫早市)の石工・森与四衛門らが担当しています。

岩壁に羅漢像、如来像など合計510体が確認できます。

大雄寺の五百羅漢
大雄寺の五百羅漢
名称 大雄寺の五百羅漢/だいおうじのごひゃくらかん
所在地 長崎県諫早市富川町925
関連HP 諫早観光物産コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで JR諌早駅から長崎県営バスで34分、富川下車、徒歩10分
ドライブで 長崎自動車道木場スマートICから約12km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 諫早観光物産コンベンション協会 TEL:0957-22-8325/FAX:0957-22-8354
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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