熊野磨崖仏
大分県豊後高田市、中世の荘園風景が残る田染平野にある今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ/六郷満山65ヶ寺のひとつ)から 旧鎮守・熊野神社(熊野権現)へ至る300mの山道と鬼が一夜で築いたという伝説の石段を上った左手…
大分県豊後高田市、中世の荘園風景が残る田染平野にある今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ/六郷満山65ヶ寺のひとつ)から 旧鎮守・熊野神社(熊野権現)へ至る300mの山道と鬼が一夜で築いたという伝説の石段を上った左手…
群馬県中之条町大道(だいどう)にある古民家。江戸時代に開かれた新田村である大道の名主を務めた冨沢家の邸宅が国の重要文化財に指定される冨沢家住宅。現存する建物は、屋根の正面が「かぶと造り」の大型養蚕農家の代表的なもので、江…
毎年旧暦の1月7日に、無病息災・五穀豊穣などを祈り行なわれるのが大分県豊後高田市長岩屋の天念寺『修正鬼会』(しゅじょうおにえ)。国東半島六郷満山に1200年以上も前から伝わる伝統行事で、仏(不動明王)の化身である鬼を「迎…
村上海賊の時代から瀬戸内の海洋文化の中心地、さらに因島村上海賊の拠点として栄えた広島県尾道市の因島(いんのしま)。その村上海賊の菩提寺で、宝徳2年(1450年)、青陰城主・村上吉資が建立した古寺が金蓮寺です。寺の裏には村…
日本海へと流れ出る阿賀野川水系の一級河川である日橋川の水門で、猪苗代湖の湖口に位置するのが十六橋水門。明治13年、安積疏水事業の一環として猪苗代湖ダム化のために水門を兼ねた16径間の石造アーチ橋が建設されたのが始まり。大…
明治32年、帝国陸軍が広島湾(呉港)への外国艦船の侵入を防ぐために、音戸の瀬戸に臨む標高216mの高烏台(たかがらすだい)に築いた28センチ榴弾砲6門を装備した砲台の跡が高烏砲台跡。現在は音戸の瀬戸公園の一部で、平清盛の…
栃木県宇都宮市長岡町にある軟質の長岡石(長岡層)の岩肌を利用した横穴墓群が長岡百穴(ながおかひゃくあな)。長岡百穴古墳といわれるように7世紀前期頃に造成された古代の墓。長岡石(軽石凝灰岩)の岩肌を利用して、縦横各1m、奥…
栃木県宇都宮市の市街地にある歴史的建造物。江戸時代末期から醤油醸造業を営み、明治時代には肥料業で財を成した豪商の篠原家。奥州街道の宇都宮城入口にあたる現在の場所で、商売を行なっていました。戦災で、残念ながら醤油蔵などは、…
栃木県宇都宮市の特産である大谷石は、2000万年に海底火山の爆発によってできた凝灰岩の一種。旧帝国ホテルの建材として使われたことでも有名です。大正8年から採石を始めたカネイリヤマ採石場の跡地の巨大な地下空間を活かした博物…
栃木県の県都、宇都宮(うつのみや)が栄えるようになったのは二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)の門前町であったため。およそ1600年前、宇都宮の始祖・豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)を祀るために創建されたと伝えられてい…
栃木県宇都宮市にある松が峰教会は、明治21年にパリ外国宣教会のカジャック神父によって川向町に建てられた宇都宮天主公教会が前身。宇都宮特産で全国的に有名な大谷石で造られた教会は「大谷石百選」、国の登録有形文化財に指定される…
岡山県高梁市にある、銅山経営とベンガラ(紅殻)で財をなした豪農商・西江家の豪邸(備中天領大庄屋)が西江邸。江戸期には代官御用所を兼ねていた西江邸は、現在でも18代目となる西江家の個人邸宅ですが、その一部が一般公開されてい…
岡山県高梁市成羽町の北部に位置する吹屋(ふきや)は、江戸から大正末期まで、銅と赤色の顔料として知られるベンガラ(紅殻)で繁栄した町。中野地区にある広兼家も銅山とベンガラの原料・緑礬(ローハ=鉄鉱石を焼いて生成)の製造で富…
旧秋田商会ビルは、大正4年に建てられた海運会社・秋田商会の事務所兼住居だったもの。秋田商会は日清戦争以後に興った海外進出機運にのって下関に創設された海運会社で、海外貿易を主な業務にしていました。屋根の塔屋が印象的な和洋折…
滋賀県米原市、伊吹山のを池面に写し込む鏡池として有名で、「逆さ伊吹」が美しい米原市の人造湖が三島池。マガモの自然繁殖の南限で「三島池のカモ及びその生息地」として滋賀県の天然記念物に指定されています。周囲780mの楕円形の…
新宮熊野神社は福島県喜多方市にある東北の熊野信仰の隆盛を今に伝える古社。天喜3年(1055年)、前九年の役(奥州十二年合戦)の際に鎮守府将軍・源頼義(みなもとのよりよし)が安倍軍鎮圧の際に、熊野権現を勧請して創建した古社…
大宝元年(701年)、役小角(えんのおづぬ)によって開かれ、大同3年(808年)、空海(弘法大師)が再興したと伝えられる河内長野市にある古刹が観心寺(かんしんじ)。後醍醐天皇から庇護を受け、建武新政直後の建武元年(133…
古くから神話に登場、古代にはヤマト王権や朝廷の東国支配の拠点にもなった古社が、千葉県香取市に鎮座する香取神宮。社伝によれば創建は神武天皇18年(紀元前643年)という東国屈指の歴史を誇ります。下総国一之宮で、全国に約40…