日光東照宮の陽明門をくぐって入った左手、西回廊に囲まれた内部に建つのが神輿舎(しんよしゃ)。春秋の渡御祭(5月18日、10月17日)に使われる、3基の神輿(しんよ=みこし)が収蔵される場所で、天井には狩野派の絵師が描いた天女の絵があります。この天女は、「日本一美人の天女」といわれています。
内部には神輿3基を安置
春秋の渡御祭(秋季例大祭は『千人武者行列』で有名)で、神輿が出された後、空間となった堂内、天女の画の下で、手を叩くと鳴龍のような反響があるのだとか。
これが「天女のささやき」といわれていますが、残念ながら聞くことができません。
通常は、中央に東照宮の主祭神・東照宮(東照大権現:徳川家康)の神輿、右側に明治初年の神仏分離後に相殿に祀られた配祀神(はいしじん)・豊臣秀吉の神輿、左側が配祀神・源頼朝の神輿となっています。
屋根の下などの彫刻は、鶴、鳳凰(ほうおう)、鸚哥(インコ)、木菟(ミミズク)など鳥が多いのが特徴。
正面の上部に虎が彫られているのは、徳川家康の干支が寅のため。
日光東照宮・神輿舎 | |
名称 | 日光東照宮・神輿舎/にっこうとうしょうぐう・しんよしゃ |
所在地 | 栃木県日光市山内2301 |
関連HP | 日光東照宮公式ホームページ |
電車・バスで | 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩10分 |
ドライブで | 日光宇都宮道路日光ICから約3km |
駐車場 | 100台/有料 |
問い合わせ | 日光東照宮社務所 TEL:0288-54-0560/FAX:0288-54-0061 |
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