日光二荒山神社・化け灯籠

日光二荒山神社・化け灯籠

日光二荒山神社の神苑(有料エリア)にある唐銅製の灯籠が、化け灯籠。鎌倉時代の承応5年(1292年)、鹿沼勝綱の寄進と伝えられます。江戸時代に、日光山を夜間警護した奉行所の侍が灯籠に灯された明かりを亡霊の炎と勘違いし、日本刀で切りつけたため化け灯籠の名があります。国の重要文化財に指定。

70ヶ所以上の刀傷が!

日光二荒山神社・化け灯籠

灯籠に付いた刀傷は、70ヶ所以上あるのは、灯籠を灯すと、周囲のものが2重に見えたり、灯籠そのものが様々な姿に変化したともいわれ、幻覚を生む灯籠と恐れられたため、何度も切りつけられたと伝えられています。
竿に「正応五年壬辰三月一日 願主 鹿沼権三郎入道教阿 井清原氏女敬白 大工常陸国三村六郎守季」の刻銘があります。
この灯籠の作者は、常陸国・南野荘三村(現・つくば市三村)の鋳物師・三村六郎守季だということがわかります。

鹿沼権三郎は、坂田山館(鹿沼古城)を築いた豪族。

日光二荒山神社・化け灯籠
日光二荒山神社・化け灯籠
名称 日光二荒山神社・化け灯籠/にっこうふたらさんじんじゃ・ばけどうろう
所在地 栃木県日光市山内2307-1
関連HP 日光二荒山神社公式ホームページ
電車・バスで JR日光駅・東武日光駅から世界遺産めぐり循環バスで13分、大猷院二荒山神社前下車
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約3.6km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光二荒山神社 TEL:0288-54-0535
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日光二荒山神社

日光二荒山神社

延暦9年(790年)、日光開山の勝道上人(しょうどうしょうにん)が男体山(なんたいざん)に登拝し、本宮(現・本宮神社)を建立したのが始まりという古社、日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)。日光東照社(現・日光東照宮)造営までは日光山

 

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