栃木県矢板市下伊佐野、八方道路と通称される栃木県道56号(塩原矢板線)途中、塩原温泉郷へと流れる桜沢の上流に懸かる滝がおしらじの滝。スッカンブルーで知られるスッカン沢の瀑布群と隣り合わせの沢ですが、美しい滝壺で長年「幻の滝」と呼ばれ、近年大注目されるのが、おしらじの滝です。
渇水期には滝が消滅する「幻の滝」
「山の駅たかはら」からスッカン沢方面に栃木県道56号(塩原矢板線)を2kmほど走った駐車場に車を入れれば、徒歩10分でおしらじの滝。
「しらじ」とは壺のこと。
普段は沢の水が少ないため、滝が枯れることから「幻の滝」と呼ばれているのです(滝壺は枯れることはありません)。
かつては地元の人もまったく知らない滝で、しかも雨上がりなどしか現れないため、まさに幻の滝でしたが、平成29年度から3年間にわたって展開したJRグループのデスティネーションキャンペーン「本物の出会い 栃木」で注目されるようになり、訪れる人が急増したのです。
「雪解け時や、雨上がりの午前中など、沢の水が増える時がチャンス。ただし同時に落石の危険も生じるから注意が必要。晴れが続くと滝そのものが無くなってしまいます」とは、常連のカメラマンのアドバイス。
観瀑台から滝を眺める仕組みで、観瀑台から先は立入禁止になっています(滝壺の水温が低いため、死亡事故が発生しています)。
またツキノワグマが生息するため、「山の駅たかはら」で熊よけ鈴のレンタルも実施。
おしらじの滝の下流には咆哮霹靂の滝(ほうこうへきれきのたき)、雷霆の滝(らいていのたき)があり、「山の駅たかはら」から沢沿いに徒歩で到達。
おしらじの滝だけは、単独で探勝することとなり、おしらじの滝と他の滝とを連絡する道はありません。
注/使用する画像は、滝壺周辺の立ち入り規制以前に撮影したものが含まれます
おしらじの滝 | |
名称 | おしらじの滝/おしらじのたき |
所在地 | 栃木県矢板市下伊佐野 |
関連HP | 矢板市公式ホームページ |
ドライブで | 東北自動車道矢板北スマートICから約20km、西那須野塩原ICから約21km |
問い合わせ | 矢板市商工観光課 TEL:0287-43-6211 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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