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奥多摩湖

奥多摩湖

東京都西多摩郡奥多摩町、昭和32年に完成した小河内ダムによって出現した人造湖が奥多摩湖。東京都水道局が「東京の水がめ」とするために築いたダムで、ダム湖(奥多摩湖)の正式名は小河内貯水池。東京都下では、村山貯水池(多摩湖)とともにダム湖百選に選定されています。

湖上にはユニークな「ドラム缶橋」が浮かぶ

周囲45.4kmにわたる入り組んだ湖岸は、変化に富んだ景色が展開。
湖の周囲は、東京水道水源林(「水源の森百選」選定)で、秩父多摩甲斐国立公園に指定されています。

ダム湖の誕生で、945世帯6000人が移転を余儀なくされ(小河内村はその大部分が水没、清里高原などに移住しています)、湖底に沈んだ集落の人々の一部は、現在湖畔を走る国道411号沿いに移転しています。

小河内村の湯治場「鶴の湯温泉」(アルカリ性単純硫黄泉)は、長年湖底に沈む幻の温泉になっていましたが、汲み上げポンプを再整備し、平成3年に国道411号脇に復活し、奥多摩湖畔の郷土料理の店「丹下堂」(日帰り入浴可能)、温泉旅館「小河内荘」 などに給湯されています。

奥多摩湖の名物は湖を横断する麦山の浮橋、通称「ドラム缶橋」。
ドラム缶状の樹脂をつないだ歩行者専用の浮き橋で、青梅街道と対岸結ぶ橋で、麦山の浮橋、留浦の浮橋の2ヶ所設置されています。
対岸のわさび田などに行くためにつくられた架設橋で(湖の誕生で途絶された生活道路の代替)、以前は本物のドラム缶の上に板が並べられていたので、その名があります。

また湖畔の大麦山周辺には約1万本のサクラが植えられ、春は湖畔から山一面がサクラ色に染まり見事。
秋の紅葉は、10月上旬~11月中旬が見頃。

小河内ダムの監視塔を利用した小河内ダム展望塔がダム堰堤上に、ダムサイトに奥多摩湖のビジターセンター的な役割を担った「奥多摩水と緑のふれあい館」があります。
また奥多摩湖とJR青梅線奥多摩駅を結び、旧青梅街道を歩く、「奥多摩むかし道」が整備されています。

奥多摩湖
名称 奥多摩湖/おくたまこ
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町原
関連HP 奥多摩観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR奥多摩駅から西東京バス奥多摩湖方面行きで18分、奥多摩湖下車
ドライブで 圏央道青梅ICから約33km
駐車場 大麦代園地駐車場(100台/無料)、水根駐車場(50台/無料)、ふれあい館隣接駐車場(65台/無料)
問い合わせ 奥多摩町観光案内所 TEL:0428-83-2152/FAX:0428-83-2789
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

村山貯水池(多摩湖)

東京市の人口増加に対応した水源確保のため、狭山丘陵の谷を活かして昭和2年に完成したダム湖。多摩川の水を羽村取水堰(はむらしゅすいせき)で取り入れ、導水管にて村山貯水池に導いて貯水しています。ダム湖百選、近代水道百選、土木学会選奨土木遺産、村

奥多摩湖・麦山の浮橋(ドラム缶橋)

東京都西多摩郡奥多摩町、奥多摩湖の湖上にあるのが麦山の浮橋(ドラム缶橋)。昭和32年に完成した小河内ダムによって出現した人造湖が奥多摩湖。奥多摩湖にはダム建設時に水没した道の代替として設置された2ヶ所の浮橋があり、そのうちのひとつ麦山の浮橋

奥多摩湖・留浦の浮橋

東京都西多摩郡奥多摩町、東京都水道局が管理する小河内ダムのダム湖が奥多摩湖(正式名称:小河内貯水池)。そのダム湖の誕生で生活道路の代替手段として築かれたのが湖上2ヶ所の浮橋。ダム湖の奥、山梨県との県境近くにあるのが留浦の浮橋(とずらのうきは

小河内ダム

東京都西多摩郡奥多摩町にある「東京の水がめ」と呼ばれるダムが小河内ダム(おごうちだむ)。ダム湖の小河内貯水池は奥多摩湖と呼ばれています。昭和32年11月26日に竣工した堤高148.0m、堤頂長353.0mという巨大なコンクリートダムで、水道

小河内ダム展望塔

東京都西多摩郡奥多摩町、多摩川の上流を堰き止めた「東京の水がめ」小河内ダム(おごうちだむ)。その天端(堤頂)部分に建てられた塔が小河内ダム展望塔。展望塔は無料で見学することができ、3階の展望室から眼下に放水口、多摩川第一発電所を眺めることが

奥多摩水と緑のふれあい館

東京都西多摩郡奥多摩町、多摩川上流部を堰き止めた小河内ダム(おごうちだむ/ダム湖が奥多摩湖)のダムサイトにある奥多摩湖(小河内貯水池)のビジターセンター的な施設が奥多摩水と緑のふれあい館。奥多摩の水と緑に関する展示のほか、レストラン、売店な

『湖底の故郷』歌碑

東京都西多摩郡奥多摩町、小河内ダム(ダム湖が奥多摩湖)のダムサイト、奥多摩湖のビジターセンター的な役割を担う「奥多摩水と緑のふれあい館」横に配されているのが『湖底の故郷』歌碑(こていのふるさとかひ)。『湖底の故郷』は、昭和12年、東海林太郎

奥多摩むかし道

東京都西多摩郡奥多摩町、奥多摩湖のある小河内(おごうち)地区と奥多摩駅(氷川地区)を結ぶ、全長9kmの歩道が、奥多摩むかし道。明治以前には、氷川~小河内~小菅~大菩薩峠~甲府というコースで、甲州街道の裏街道の役目も果たしていた、旧青梅街道の

奥多摩湖いこいの路 

東京都西多摩郡奥多摩町、東京都の水がめにもなっている小河内ダムのダム湖・奥多摩湖(正式名は小河内貯水池)の南岸、車道のない湖畔に続くハイキングコースが、奥多摩湖いこいの路。東京都水道局の巡視路でもあり、グリーンシーズンなら全長12kmのロン

小河内神社

東京都西多摩郡奥多摩町河内、小河内ダムのダム湖・奥多摩湖(小河内貯水池)の北岸、峰谷川の河口部に突き出した岬に鎮座するのが、小河内神社(おごうちじんじゃ)。ダム建設で水没した小河内村に祀られていた9社11祭神を勧請、合祀して創建された小河内

都道最西端・三頭橋

東京都西多摩郡奥多摩町川野、東京の水がめ・奥多摩湖の最奥部、多摩川の支流・小菅川に架かる都道206号(川野上川乗線)の橋が、三頭橋(みとうばし)。国道139号と分岐し、三頭橋から檜原村(ひのはらむら)・数馬地区までが奥多摩周遊道路で、三頭橋

奥多摩湖ロープウェイ三頭山口駅跡

東京都西多摩郡奥多摩町、「東京都の水瓶」小河内ダムの完成で誕生した奥多摩湖(小河内貯水池)周辺の観光化の一環で、湖を渡るロープウェイが運行され、その駅だった跡が、奥多摩湖ロープウェイ三頭山口駅跡(おくたまろーぷうぇいみとうさんぐちえきあと)

 

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