東京都杉並区を流れる善福寺川(善福寺公園が水源)の中流部の河川沿いを都立公園として整備したのが、善福寺川緑地。都立善福寺川緑地として和田掘公園と合わせ、全長4.2kmを整備し、武蔵野の面影を残す木立と子供の広場が交互に配され、遊歩道で連続しています。
善福寺川緑地の上流部は、桜の名所
昭和39年8月1日に開園した都立公園で総面積は18haと、なかなか広大。
野球場、小野球場、テニスコート(人工芝3面)なども整備されています。
善福寺川緑地を流れる善福寺川ではセグロセキレイ、ハクセキレイ、コサギなどが観察できます。
川の水が澄んでいるのは、川底に繁茂するオオカナダモ(外来植物)が水を浄化するからなのだとか。
善福寺川に沿って700本ほどのソメイヨシノが植栽され、開花期は見事(善福寺川緑地400本、和田堀公園280本)。
とくに善福寺川緑地の最上流部に位置する神通橋から、下流の尾崎橋(五日市街道)の間は、都内屈指の桜の名所になっています。
五日市街道の尾崎橋から上流部は、大きく川が蛇行し、鼻の部分に架る相生橋は鎌倉街道の橋。
上流に向って左側の台地が尾崎で、突き出した台地の先端(小崎)を指す古い地名・小崎(おさき)に由来しています。
享和3年(1803年)、五日市街道を通って小金井の桜見物に出かけた辻知篤の紀行文に、「つづらおりめいたる坂をくだりて田面の畦をゆく。田の中に小河ありて橋をわたる。これを尾崎橋という」と記されています。
飛行機型ジャングルジムが配されたヒコーキ広場、なかよし広場、緑陰広場、ケヤキに囲まれたセンター広場など、遊具なども配された子供の広場もあってファミリーの散策にも絶好です。
善福寺川緑地 | |
名称 | 善福寺川緑地/ぜんぷくじがわりょくち |
所在地 | 東京都杉並区成田東2・3・4丁目、成田西1・3・4丁目、荻窪1丁目 |
関連HP | 東京都公園協会公式ホームページ |
電車・バスで | 京王井の頭線西永福駅、浜田山駅から徒歩15分 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 善福寺川緑地サービスセンター TEL:03-3313-4247 |
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