八幡堀・明治橋

滋賀県近江八幡市、近江八幡を流れる八幡堀の新町浜近くに架かる橋が明治橋。木調の雰囲気を出し、欄干に擬宝珠が付けられています。江戸時代の雰囲気満点という明治橋から白雲橋にかけては『鬼平犯科帳』、『雲霧仁左衛門』、『刺客請負人』、『剣客商売』、『必殺仕事人』など多くの時代劇のロケ地になっています。

時代劇のロケ地としても代表的な橋

昭和47年、近江八幡青年会議所が「堀は埋めた瞬間から後悔が始まる」を合い言葉に、堀の復元、浚渫を呼びかけ、会員自らが八幡堀へ入り自主清掃が始まりました。
今では、時代劇のロケ地として、そして水郷めぐりの舟が行き交う美しい堀が復活した八幡堀ですが、こうした市民の努力が実を結び、昭和61年に八幡堀修景護岸が完成、昭和63年には草刈りや藻の除去など、八幡堀の清掃活動を続ける市民団体「八幡堀を守る会」が発足しています。

八幡堀を含めた13.1haは、平成3年に滋賀県初となる国の伝統的建造物群保存地区（近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区）に選定、平成18年には西の湖とともに文化庁の重要文化的景観に選定されていますが、明治橋〜白雲橋の間は、時代劇ファンなら、ぜひとも訪ねたい場所です。

「八幡堀を守る会」では、明治橋付近の約1kmの区間にショウブを植栽、開花期には「花しょうぶ茶会」も開かれています。

ちなみに明治橋の名は、明治41年に架橋されたことに由来します。

八幡堀

滋賀県近江八幡市の市街地北側にある北の庄沢（黒橋川）から八幡山を囲むように流れ、琵琶湖に注ぐ、全長4.75kmの運河が八幡堀（はちまんぼり）。豊臣秀次（豊臣秀吉の甥）の居城・八幡城の堀として開削されたもので、当時は八幡浦と呼ばれ琵琶湖水運の

近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区

滋賀県近江八幡市、豊臣秀次（とよとみひでつぐ＝豊臣秀吉の甥）が開いた城下町・近江八幡は、近江商人発祥の地。市街地（近江八幡の町並み）には江戸中期から明治期にかけて建てられた商家や蔵が数多く現存し、近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区に選定さ