枝折峠

枝折峠

新潟県魚沼市の国道352号(銀山街道)途中にある標高1065mの峠が枝折峠(しおりとうげ)。放射冷却の秋の朝、銀山平で発生した霧が雲海となり山の稜線を越え、まるで滝のように流れ落ちる「滝雲」(たきぐも)を眺めることがあります。国道とはいえ、峠の前後の隘路なので運転に注意が必要。

9月〜10月の早朝には「滝雲」の期待も

枝折峠
これが「滝雲」

奥只見で江戸時代初期の寛永18年(1641年)、折立村の源蔵が大津岐川出合近くの音無渕で川鱒釣りの最中、白く光る石(銀鉱石)を発見し、高田藩により銀山が開かれました。
銀鉱石の搬出用に、魚沼川沿いの小出島(現在の小出駅周辺)と銀山とを結ぶ全長50kmほどの街道が整備されますが、最大の難所が明神峠越え(枝折峠の越後駒ヶ岳側にある標高1235.9mの峠)でした。
大湯から駒の湯を経て、尾根沿いに明神峠に登ったため、麓の大湯温泉は荷揚げ基地として機能し、銀山で必要な縄、筵、紙、そして塩魚、味噌、塩、豆腐、青物、酒などの生活物資も峠を越えて運ばれました。
最盛期の幕府経営時代(1690年~1705年)には、銀山に役人や鉱夫など1000人〜1500人が暮らしたので、かなりの物資が運ばれたことがわかります。

銀山廃鉱後の明治43年には銀山拓殖という会社により、入植開拓が行なわれますが、荷車や馬車も走行できる枝折峠越えの道路が開かれ、太平洋戦争の最中に湯之谷村道となって自動車が通行できるようになりました。
現在も大型車は通行禁止で、さらに積雪期も通行不可です。

駒ヶ岳(越後駒ヶ岳)の登山口もあり、トイレも完備。

奥只見ダム・銀山平への電源開発道路・奥只見シルバーラインは二輪車の通行が禁止されているため、バイクの走行が多いので、対向するバイクに注意が必要。
「滝雲」の発生は9月〜10月の放射冷却される早朝。
紅葉の見頃は例年10月中旬〜11月上旬頃。

枝折峠
名称 枝折峠/しおりとうげ
所在地 新潟県魚沼市灰の又~銀山平
関連HP 魚沼市観光協会公式ホームページ
ドライブで 関越自動車道小出ICから約1時間(冬季は通行止め)
駐車場 30台/無料
問い合わせ 魚沼市観光協会 TEL:025-792-7300
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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プレスマンユニオン編集部

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