枝折峠で滝雲を見よう! うおぬま滝雲シャトルバス運行|2024

枝折峠・滝雲

2024年9月14日(土)~11月4日(月)の土・日曜、祝日、新潟県魚沼市で『うおぬま滝雲シャトルバス』が運行。国道352号(銀山街道)途中にある標高1065mの峠が枝折峠(しおりとうげ)。放射冷却により銀山平で発生した霧が雲海となり、稜線を越える際に滝のように見えるのが「滝雲」(雲の大瀑布)で、枝折峠はその鑑賞スポット。

枝折峠なら条件が合えば「雲の大瀑布」を観賞できる!

枝折峠・滝雲
放射冷却が期待できる早朝、夜明け前後が狙い目です

明治43年に銀山平での上田銀山廃鉱後の入植を目的に、開削された峠越えの道が枝折峠。
滝雲が出現するのは、放射冷却の早朝なので、快晴で風のない冷え込む早朝、前日夕方との温度差がある日など、条件が限られます。
銀山平の銀山は江戸時代に廃鉱になっていますが、現在は奥只見の電源開発で、奥只見ダムのダム湖・奥只見湖が誕生。

この奥只見湖は、湛水面積1150.0haという日本屈指の巨大人造湖、つまりは巨大な水瓶です。
この巨大な水瓶の表面(前日に温められた湖面)に早朝の冷気が舞い降りて、温度差により、霧が発生、雲海となって稜線を越えるというのが滝雲発生のメカニズムです。

関越自動車道小出ICから奥只見シルバーライン経由で1時間弱で到達できるので、首都圏からも深夜に家を出れば、滝雲出現の時間帯には十分に間に合います。
ただし、奥只見シルバーラインは二輪車通行禁止(通年)なので、バイクツーリングの際には国道352号でアプローチを。

国道352号の枝折峠周辺は、道幅狭少でカーブが連続するので、運転は慎重に、対向車には注意が必要。

大湯温泉、銀山平に宿泊し、「うおぬま滝雲シャトルバス」利用を!

例年滝雲発生の確率の高く、紅葉が見頃を迎える秋(9月中旬〜10月下旬の土・日曜、祝日)には「うおぬま滝雲シャトルバス」も運行されています。
2024年は、9月14日(土)~11月4日(月)の土・日曜、祝日、合計20日実施。

大湯公園駐車場~枝折峠駐車場(乗車時間40分)と、銀山平側の白銀の湯(しろがねのゆ)駐車場~枝折峠駐車場(乗車時間15分)の2ルートで、20~40分間隔で運転。
つまり、前日に大湯温泉に宿泊、あるいは銀山平に宿泊して早起きすれば、朝食前に「うおぬま滝雲シャトルバス」で枝折峠を往復できることに。

運行予定時間は、大湯公園駐車場→枝折峠が3:40~6:40、白銀の湯駐車場→枝折峠が4:00~6:40、帰りは、ともに4:20~で朝食前に帰ることができます。
乗車料金は片道500円、往復1000円。
取り扱いは現金のみ、大人・小人同一料金。
乗車人数には限りがあるので、時間に余裕を持ってバス乗り場に集合を。

うおぬま滝雲シャトルバス
開催日時 2024年9月14日(土)~11月4日(月)の土・日曜、祝日(全20日)
所在地 新潟県魚沼市下折立〜枝折峠〜大湯温泉
場所 白銀の湯駐車場~枝折峠駐車場、大湯公園駐車場~枝折峠駐車場
関連HP 魚沼市公式観光サイト
駐車場 白銀の湯駐車場、交流センターユピオ駐車場
問い合わせ 魚沼市観光協会 TEL:025-792-7300
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
枝折峠

枝折峠

新潟県魚沼市の国道352号(銀山街道)途中にある標高1065mの峠が枝折峠(しおりとうげ)。放射冷却の秋の朝、銀山平で発生した霧が雲海となり山の稜線を越え、まるで滝のように流れ落ちる「滝雲」(たきぐも)を眺めることがあります。国道とはいえ、

奥只見湖(銀山湖)

奥只見湖(銀山湖)

奥只見シルバーライン(新潟県道50号小出奥只見線)の終点、奥只見ダムのダム湖が奥只見湖。正式名は、銀山湖ですが、奥只見湖と通称されています。標高750mに位置し、昭和35年、只見川をせき止めて建設された奥只見ダムのダム湖で、周囲の山々から豊

 

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