奥多摩工業氷川工場

奥多摩工業氷川工場

東京都西多摩郡奥多摩町氷川、JR青梅線・奥多摩駅の北側、日原川沿いにあるのが、奥多摩工業氷川工場。セメントの原料となる石灰石の選鉱、焼成のため、24時間体制で稼働し続ける工場で、日原川沿いで採石される石灰石を、トロッコ鉄道(奥多摩工業曳鉄線)で運び、ここで⽣⽯灰まで加工しています。

天祖⼭で採石された石灰岩を⽣⽯灰に加工

奥多摩工業氷川工場

奥多摩工業は昭和12年、日原で採掘される⽯灰⽯輸送を目的に、御嶽(みたけ)〜氷川(ひかわ/現・奥多摩駅)の鉄道敷設のために設立した会社。
昭和19年4月、御嶽〜氷川(現・奥多摩)間の開通(7月)を前に、戦時下の国策で鉄道敷設免許が国へと移されたため(鉄道の国有化)、奥多摩電気鉄道は奥多摩工業株式会社に社名変更、戦後の昭和21年12月、石灰石採掘・販売を開始しています。

氷川鉱業所(天祖⼭で希少性の高い⽯灰⽯を採掘)で採掘された石灰岩は、⽣⽯灰原料と砕⽯原料の2種類に分別され、長距離ベルトコンベアと日原街道沿いの山中を長大なトンネルで抜けるトロッコ鉄道(奥多摩工業曳鉄線)で氷川工場へと運ばれます。

運搬されてきた石灰石は、氷川工場の破砕・篩設備によって選鉱。
さらにベッケンバッハ炉4基、⼩粒⽯灰焼成炉(コマ炉)、コークス炉3基によって焼成し、⽣⽯灰を⽣産しています。

奥多摩工業氷川工場
不夜城のような奥多摩工業氷川工場
奥多摩工業氷川工場
名称 奥多摩工業氷川工場/おくたまこうぎょうひかわこうじょう
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町氷川243-2
関連HP 奥多摩工業公式ホームページ
電車・バスで JR奥多摩駅から徒歩2分
ドライブで 圏央道青梅ICから約26km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
奥多摩駅

奥多摩駅

東京都西多摩郡奥多摩町氷川にあるJR青梅線(東京アドベンチャーライン)の終点となる駅が奥多摩駅。標高343mで、東京都内にある普通鉄道の駅では最高所に位置しています。奥多摩の玄関口らしい山小屋風の建物で、「関東の駅百選」に選定。奥多摩探勝の

奥多摩工業曳鉄線

奥多摩工業曳鉄線

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