小松川境川親水公園

小松川境川親水公園

東京都江戸川区に5ヶ所ある親水公園のひとつで、日本初の親水公園の古川親水公園(昭和48年)に次いで完成したのが、全長3930mの小松川境川親水公園。江戸川区の中心部を流れる小松川境川の水を再生し、せせらぎとして流す親水公園で、途中には8ヶ所のポンプ場が備えられて水が浄化されています。

江戸川区最大の親水公園は、夏場なら水遊びも楽しめる

元禄5年(1692年)9月、松尾芭蕉が「秋に添うて 行かばや末は 小松川」という句を詠んでいますが(江東区・大島稲荷神社に句碑が立っています)、この小松川というのは、小松川村(現東京都江東区砂町)のこと。
深川芭蕉庵から小名木川にそって秋景色を楽しみ、小松川まで行こうという意味です。

その後、利根川からの水が小松川に流れ、現在の江戸川の原型が生まれています。
小松川は上小松村(現・葛飾区新小岩付近)から流出した自然河川で、西小松川村と西船堀村の境で新川(しんかわ)に注いでいました。
東西に分かれていた小松川村の村境を流れていたので、小松川境川と通称され、農業用水、肥料(肥船)や特産品の小松菜などの農作物を運ぶ舟運で活用されていました。

昭和30年代に江戸川区も都市化が急速に進み、農業用水としての役割を終え、生活汚水が流れ込み、ドブ川的な川に劣化したことから、河川の親水公園化が図られ、昭和57年4月1日にせせらぎゾーンが完成、平成5年に全長3939mの親水公園が完成したのです。

Yの字をした公園は湧水のゾーン、せせらぎのゾーン、水の庭園のゾーン、水しぶきのゾーン、たゆたいのゾーンの5つに分かれ、
大きな岩に落ちる滝に始まり、せせらぎ、水しぶき、飛び石、釣り橋に冒険船(東小松川公園)と変化にとんだ散策を楽しむことができ、都会のオアシスになっています。
中央森林公園、東小松川公園にはシャワー・更衣室も設置(夏季のみ利用可)、水遊びに対応しています。

もっとも下流側のエリア、首都高速7号小松川線から中川までの区間はザリガニ釣りも可能。

小松川境川親水公園
名称 小松川境川親水公園/こまつがわさかいがわしんすいこうえん
所在地 東京都江戸川区中央4丁目・本一色1丁目〜西小松川町
関連HP 江戸川区公式ホームページ
電車・バスで JR新小岩駅から徒歩15分
駐車場 なし
問い合わせ 江戸川区環境部水とみどりの課 TEL:03-3652-1151
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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