下御隠殿橋

下御隠殿橋

東京都荒川区西日暮里2丁目、JR・京成電鉄日暮里駅の北側で線路をまたぐ跨線橋(こせんきょう)が、下御隠殿橋(しもごいんでんばし)。橋の中ほどには、トレインミュージアムと呼ばれるバルコニーが設置され、新幹線(東北、山形、秋田、北海道、上越、北陸)や在来線を眼下にできます。

14本の線路をまたぐ跨線橋は、トレインビュースポットに

下御隠殿橋は車道の橋で、路側に歩道が設けられ、その一部がせり出してバルコニー(トレインミュージアム)に。
在来線は、山手線、京浜東北線、高崎線、宇都宮線、常磐線、京成線で、常磐線の特急「ひたち」・「ときわ」(E657系)、特急「あかぎ」・「草津・四万」(E257系)、京成のスカイライナーなども通過します。
日暮里駅の南側には芋坂跨線橋がありますが、新幹線は地下を走る区間で見えないため、トレインビュースポットとしては下御隠殿橋に軍配が上がります。

橋の西は御殿坂で上り切ると七面坂、夕やけだんだん(階段)で谷中銀座へと通じていて、谷根千(谷中・根津・千駄木)エリアの観光のスタート地点にもなっているので、人通りが多いのが難点。

御隠殿とは、寛永寺の住職・輪王寺宮法新王の別邸のことで、輪王寺境内から別邸へ行くための道が御隠殿坂。
日暮里駅と鶯谷駅のほほ中間に御隠殿坂跨線橋(昭和3年架橋)もあり、その下(しも)にあるということで、下御隠殿橋ということに。
初代の橋は昭和3年の架橋で、現在の橋は平成7年に架け替えられた2代目です。
京成電鉄の青砥駅〜日暮里駅は昭和6年の開通なので、初代の橋の完成時にはまだ京成は走っていませんでした。

下御隠殿橋
名称下御隠殿橋/しもごいんでんばし
所在地東京都荒川区西日暮里2-58
関連HP荒川区公式ホームページ
電車・バスでJR・京成電鉄・舎人ライナー日暮里駅から徒歩1分
問い合わせ荒川区土木管理課管理係 TEL:03-3802-3111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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