新幹線資料館

新幹線資料館

東京都国分寺市光町1丁目、教育委員会事務局、スポーツセンターなどが入居する「ひかりプラザ」の屋外に置かれた新幹線試験車両951形車両が、新幹線資料館。平成3年12月7日に鉄道総合技術研究所から国分寺市に無償譲渡された1両の内部に新幹線発展の歴史をパネル、模型で展示した資料館です。

試験車両の座席や運転席に座ることも可能

新幹線資料館

新幹線試験車両951形は、山陽新幹線の岡山駅までの開業に伴い、昭和44年に製造され、昭和47年に開通前の山陽新幹線西明石駅〜姫路駅間で時速286キロの世界最高記録(当時)を樹立した2両編成の車両です。
0系新幹線に似た、0系のモデルチェンジ車ですが、車体・機器などの大部分は新たに設計されています。
流線形の先頭部分は、空気抵抗軽減のために0系の4.5mから6.5mに伸ばされています。
2両編成のうち、東海道新幹線内で新大阪方が951-1、東京方が951-2で、新幹線資料館に置かれている車両は、951-1。

951-1は昭和44年2月28日に川崎車輌兵庫工場で完成、3月26日に浜松駅〜名古屋駅間で最初の公式試運転が行なわれています。
昭和55年に廃車になった後は、国分寺市の鉄道技術研究所(現・鉄道総合技術研究所)で各種試験に使用され、951-2は解体されましたが、951-1は国分寺市に寄贈され、新幹線資料館に転身しています。
実際に試験車両の座席や運転席に座ることができ(開発当時のままです)、山陽新幹線の歴史を学ぶことができるとともに、貴重な体験も可能。
「新幹線資料館来館記念スタンプ」も用意されています。

ちなみに新幹線資料館の前には鉄道総合技術研究所がありますが、東海道新幹線の開発研究が行なわれ「ひかり号」が誕生した場所で、それを記念して新幹線資料館のある町名も光町と名付けられています。

新幹線資料館
名称 新幹線資料館/しんかんせんしりょうかん
所在地 東京都国分寺市光町1-46-8
関連HP 国分寺市公式ホームページ
電車・バスで JR国立駅から徒歩10分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ ひかりプラザ TEL:042‐573-4370
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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