鞆の浦観光鯛網|2019

鞆の浦観光鯛網

2019年4月28日(日)〜4月29日(月・祝)、5月3日(金・祝)~5月26日(日)、広島県福山市鞆町で『鞆の浦観光鯛網』が行なわれます。因島村上水軍の流れをくむ走島の庄屋・村上太郎兵衛義光が考案した「しぼり網」を観光的に再現したもの。産卵場を求めて備後灘一帯を回遊するタイを群れを狙ったのが鯛網の発祥です。

江戸時代に始まった伝統漁法を観光的に再現

鞆の浦観光鯛網

観光的にも大正12年に始まったという歴史あるもので(『備後福山領風俗記』には江戸時代にすでに漁を見物する人がいたことが記録されていますが)、午後の部(13:30~)のほか、日曜、祝日には午前の部(10:30~)も加わります。
仙酔島・田の浦海岸から出航し、所要時間は2時間ほど。
漁を観覧後、親船に乗り込み獲れたての鯛を浜値で購入することもできます。

江戸時代初期までは陸地での地引網漁法で来遊のタイを捕獲しましたが、寛永年間(1624年~1643年)、走島(鞆の浦の南東6kmに位置)の庄屋・村上太郎兵衛義光は、鞆の当納屋忠兵衛と協力し、産卵に来る魚群を待ち構えて捕える「しばり網漁」を考案(現在の和歌山県海南市で発祥し、紀州の漁師が瀬戸内に進出して広まったとする説もあります)。
明治時代中期には一網で1万匹も獲れたこともあるという鯛網ですが、その後、マダイの減少などにより現在はこの漁法での漁は行なわれていません(観光用で伝統漁法を継承)。

指揮船1隻、網を積んだ親船2隻、漁場で親船を操作し固定する錨船2隻、獲れたタイを運ぶ生船の6隻で構成する船団が大漁旗をなびかせて沖合の漁場へ向かい、それを追うように観覧船が続きます。

潮流の下手側から2隻の親船が左右に分かれ、長さ1500m、幅100mの網を円を描くように投下。
「エットー、エットー、ヨーイヤサンジャー」の掛け声に合わせ威勢よく網を引き上げ、2隻の親船同士が接近すると、網の中でタイが躍り跳ねます。

なお、『鞆の浦観光鯛網』期間中には、市営渡船場内に鯛網観覧券発売所を開設。
鯛網観覧券を提示すれば、鞆~仙酔島間の市営渡船料は無料となる仕組み。
下船は、鞆港桟橋か仙酔島田ノ浦仮設桟橋(乗船時の桟橋)を選択できます。

2隻の親船を接近させ、網を上げる
鞆の浦観光鯛網|2019
開催日時 2019年4月28日(日)〜4月29日(月・祝)、5月3日(金・祝)~5月26日(日)
所在地 広島県福山市鞆町
場所 仙酔島田の浦
関連HP 福山観光コンベンション協会公式ホームページ
ドライブで 山陽自動車道福山東ICから約16km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 福山観光コンベンション協会 TEL:084-926-2649
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

プレスマンユニオン編集部

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

関連記事

よく読まれている記事

こちらもどうぞ