群馬県の最高峰は、日光国立公園の白根山。草津白根山と区別するため、日光白根山と呼ばれています。その日光白根山周辺の山々、そして浅間山の火山群などがTOP10入りしていますが、なんとTOP10のすべての山が国立公園にあるピーク。日光、上信越高原、尾瀬の3国立公園です。
群馬県の高峰には、名峰、個性的な峰がズラリと並ぶ
日光白根山のメインの登山ルートは、群馬県片品村側(丸沼側)から日光白根山ロープウェイを利用するもので、日光の山(栃木県の山)でもあるのですが、群馬側からの入山者が多数。
2位の浅間山も長野県小諸市のイメージですが最高点は噴火で溶岩流が流れた群馬県嬬恋村側にあります。
3位の黒斑山、5位の蛇骨岳は、浅間山の外輪山のピーク。
黒斑山は火山活動が活発で入山禁止の浅間山を眺める展望地にもなっています。
浅間山監視カメラの黒斑山カメラも設置され、見ることができます。
6位の四阿山は、嬬恋村では吾妻山と呼ばれる県境のピーク。
西側にはラグビーの夏合宿で有名な菅平高原があります。
8位の横手山は志賀草津横断道路途中にあり、山頂には横手山頂ヒュッテが通年営業。
宿泊者ならマイカーで到達できます。
10位の至仏山は尾瀬ヶ原西側のピーク。
塩基性の蛇紋岩のピークで、高山植物が生育することで知られています。
鳩待峠からなら比較的に手軽に山頂に立つことが可能。
群馬県にはTOP10入りを逃した高峰で深田久弥の日本100名山に選定される山が、平ヶ岳(新潟県境)、巻機山(新潟県境)、谷川岳(新潟県境)、皇海山(栃木県境)、武尊山、赤城山、草津白根山と数あり、百名山の宝庫となっています。
群馬県の山 標高TOP10
順位 | 山名 | 標高 | 市町村 | 備考 |
1位 | 白根山 (しらねさん) | 2578m | 片品村 | 日光国立公園 栃木県との県境 通称・日光白根山 日光白根山ロープウェイ利用可能 山頂に溶岩ドームのある活火山 日本百名山(奥白根山として) |
2位 | 浅間山 (あさまやま) | 2568m | 嬬恋村 | 上信越高原国立公園 長野県との県境 最高点は群馬県側に 成層火山で活発な活火山 山上にはカルデラ地形も 日本百名山 |
3位 | 黒斑山 (くろふやま) | 2404m | 嬬恋村 | 上信越高原国立公園 長野県(小諸市)との県境 浅間山の馬蹄形カルデラの峰 車坂峠から登山が可能 浅間山を眺望する展望地 |
4位 | 錫ヶ岳 (すずがたけ) | 2388.2m | 片品村 沼田市 | 日光国立公園 栃木県との県境 白根山から南へ続く稜線上 奥日光でも最奥の山 錫ヶ岳溶岩で形成 |
5位 | 蛇骨岳 (じゃこつだけ) | 2366m | 嬬恋村 | 上信越高原国立公園 長野県との県境 黒斑山から北に伸びる稜線上 黒い岩の模様が名の由来 |
6位 | 四阿山 (あずまやさん) | 2354m | 嬬恋村 | 上信越高原国立公園 長野県との県境 西側が菅平高原、東が嬬恋高原 日本百名山 遅くまで残雪がある山 |
7位 | 温泉ヶ岳 (ゆせんがたけ) | 2333.0m | 片品村 | 日光国立公園 栃木県との県境 金精峠の北側、稜線上 勝道上人が命名した山 湯元温泉の背後にそびえる峰 |
8位 | 横手山 (よこてやま) | 2307m | 中之条町 | 上信越高原国立公園 長野県との県境 志賀高原の第2の高峰 (裏岩菅山に次ぐ高峰) 山頂までリフトで到達可能 横手山頂ヒュッテが通年営業 |
9位 | 金精山 (こんせいざん) | 2244m | 片品村 | 日光国立公園 栃木県との県境 金精峠の南側、稜線上 日光側に笈吊岩(おいつるいわ) |
10位 | 至仏山 (しぶつさん) | 2227.9m | みなかみ町 片品村 | 尾瀬国立公園 東に尾瀬ヶ原、西は奥利根 二等三角点・至仏山 日本百名山 |
【標高ランキング】群馬県の山 標高TOP10 | |
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