毎年4月第1土・日曜、愛知県豊川市の為当稲荷神社で『花の撓大祭』(はなのとうたいさい)が行なわれます。花の撓は、「おためし」や「豊年祭」とも呼ばれ、神様のお告げを物理的に展示した見せ物。愛知県内では熱田神宮をはじめ各地で伝承されています。為当稲荷神社は、文化7年(1810年)以前から行なわれる歴史ある神事。
大正年間に再興した東三河では珍しい特殊神事
文化7年(1810年)の『氏神様花の撓拵替覚帳』が残されることから、それ以前から行なわれていたことがわかります。
一時途絶しましたが、大正年間に再興されています。
熱田神宮や津島神社など尾張、西三河の一部で行なわれていますが、東三河では珍しい神事です。
為当稲荷神社本殿脇の神事殿中央上段の御殿に4体の人形を設置。
中央に豊年の神、周囲に日照りの神、風の神、雨の神を配置します。
でそれぞれの位置によってその年の気候や農作物の豊凶を表すもの。
御殿の前には、米蔵や牛馬、稲、野菜、蚕、舟などが飾られ、こちらはその年の作柄を予想。
例年のおもな行事日程
4月第1土曜
10:00~17:00=花の撓神事(神事殿)/花の撓の展示
14:00~16:00=油揚げが入った、いなり芋煮の振る舞い
19:30頃=手筒花火の放揚
20:00頃=狐の提灯行列(神社から集会所まで)と境内を万灯でライトアップ
4月第1日曜
10:00~17:00=花の撓神事(神事殿)/花の撓の展示
11:00〜12:00=大祭神事(巫女舞の奉納)
12:30~13:00=狐の行列・子ども神輿(川原田~為当集会所)
14:00~15:00=狐の行列・子ども神輿(為当集会所~稲荷神社)
16:00〜=景品付き餅投げ
為当稲荷神社『花の撓大祭』|豊川市 | |
開催日時 | 毎年4月第1土・日曜 |
所在地 | 愛知県豊川市為当町宮脇32 |
場所 | 為当稲荷神社 |
関連HP | 為当稲荷神社公式ホームページ 豊川市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR愛知御津駅から徒歩10分 |
ドライブで | 東名高速道路音羽蒲郡ICから約8km |
問い合わせ | 豊川市観光協会 TEL:0533-89-2206 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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