ドイツ橋

ドイツ橋

鳴門市大麻町の阿波国一之宮・大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)の境内を流れる板東谷川に架かるのがドイツ橋。第一次大戦中、中国の青島で捕虜となり大麻町桧にあった板東俘虜収容所(ばんどうふりょしゅうようじょ)で過ごしたドイツ兵が母国の技術と近くで産する和泉砂岩を使って架橋した石橋。

大正8年に捕虜収容所にいたドイツ兵が築いた美しい橋

ドイツ橋

この全長3m、高さ3mのドイツ橋(「どい津橋」)のほか、大麻比古神社の境内に池(現在は心願の鏡池と名付けられている)を掘り、そこに架けた「どい津眼鏡橋」のふたつの橋があります。
ともに石積みの橋で、アーチを描く堅固な石積みは機能的にも芸術的にも美しい橋です。

板東俘虜収容所における捕虜への対応は、人道的かつ寛大で友好的で、地域住民との交流も積極的に行なわれたことから、捕虜が帰国する際に(大正9年に帰国)記念として築造を提案。
大正8年4月初旬に着工し、工兵将校の指揮のもと、ドイツ兵全員で近くの坂東川から石を運んだのだとか。
全体で3000個の石が使用されています。

これが縁で、鳴門市とドイツ、ニーダーザクセン州の中心都市リューネブルク市(Lüneburg)は姉妹都市となっています。
また、丸山公園は桜の名所としても有名。

ドイツ橋
鏡池に架かる「どい津眼鏡橋」
ドイツ橋
名称 ドイツ橋/どいつばし
所在地 徳島県鳴門市大麻町板東広塚13
関連HP 大麻比古神社公式ホームページ
電車・バスで JR板東駅からタクシーで5分
ドライブで 徳島自動車道板野ICから約4.8km
駐車場 大麻比古神社駐車場(1000台/無料)
問い合わせ 大麻比古神社 TEL:088-689-1212/FAX:088-689-3341
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
大麻比古神社

大麻比古神社

2018年10月22日

 

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