徳島県美波町(みなみちょう)日和佐にある標高65mの城山に築かれた山城が日和佐城(ひわさじょう)。東は海、北は日和佐川、西は入江という天然の要害で室町時代、日和佐の豪族・日和佐肥前守が、阿波侵入を目論む長宗我部軍を防ぐために築いたと伝えられています。
山上に建つ天守は、歴史的な裏付けのない模擬天守
天正5年(1577年)、日和佐肥前守は阿波攻略を果たした長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)の軍門に下り、臣従し土佐に移り住んでいます。
天正13年(1585年)、蜂須賀家政の阿波入国で廃城となっています。
城山の頂上に建つ白亜の三層天守閣は昭和53年に日和佐勤労者野外活動施設野外活動センターとして建てられた模擬天守で、往時の構えはまったく不明で、残念ながら歴史的な由来はありません。
内部は無料開放され、最上階からはウミガメの産卵地として有名な大浜海岸を一望にできます。
城跡一帯は春は1500本の桜が咲き誇り花見の名所になっています。
千羽海崖へのハイキングコース(四国のみち)の起点にもなっていて、日和佐城〜千羽休憩所=5.5km・健脚向き、日和佐城〜大磯休憩所=2.2km・一般向。
日和佐城 | |
名称 | 日和佐城/ひわさじょう |
所在地 | 徳島県海部郡美波町日和佐浦445-1 |
関連HP | 美波町公式ホームページ |
電車・バスで | JR日和佐駅から徒歩20分 |
ドライブで | 神戸淡路鳴門自動車道鳴門ICから約61km |
駐車場 | 25台/無料 |
問い合わせ | 美波町産業振興課 TEL:0884-77-3617 |
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