氷見市海浜植物園

氷見市海浜植物園

富山県氷見市、越中国の国司に赴任した大伴家持(おおとものやかもち)もこよなく愛した白砂青松の地「松田江の長浜」にある植物園が氷見市海浜植物園。日本各地の海浜植物を中心に植栽展示しています。温室には、外国産のソテツやトックリヤシを観賞できます。子供向けの施設が充実し、ファミリーにも人気の施設となっています。

幼児・児童向けの施設が充実!

氷見市海浜植物園

富山県中央植物園を中核施設に、富山県各地の特色ある植物園を繋いで県全体を一つの巨大植物公園とする「富山県植物公園構想」のひとつとして氷見市が整備した海浜植物の専門植物園で、令和2年にリニューアルされ、全天候型に進化しています。

『万葉集』にも歌われた「松田江の長浜」の海浜植物の保護育成にも尽力しています。
氷見の木でつくったおままごとセットや道具などが配された「小さな木育のへや」、遊具のある「キッズルーム・ラウンジ」、全長100mのネット遊具、ふわふわドームなどもあって、小さな子供連れでも十分に楽しめる内容に。
ブーゲンビリアなどのつる性植物を集めた「グラスチューブ」もあります。

また、野外には松田江浜の植物を栽培する海浜散策園や、ヤブツバキや季節の花が咲くふれあい園花壇も整備。
木の玩具などを販売するミュージアムショップ、海を眺める展望カフェレストラン「シーサイドハウスボルカノ」も併設。
「シーサイドハウスボルカノ」では、ランチセットも用意されています。

ちなみに松田江の長浜は雨晴海岸とともに「日本の渚百選」に選定。
夏は海水浴で賑わいます。
「珠洲の海に 朝開きして 漕ぎ来れば 長浜の浦に 月照りにけり」(『万葉集』巻17-4029)と大伴家持が歌を詠んでいます。
天平20年(748年)、能登半島の先端・珠洲(現・石川県珠洲市)から松田江の長浜まで海上70kmを1日かけて船旅をした末、月明かりの松田江の長浜で詠んだと想像できます。
当時は早朝に珠洲を出立しても、松田江の長浜に着くのは夜だったのです。

名称 氷見市海浜植物園/ひみしかいひんしょくぶつえん
所在地 富山県氷見市柳田3583
関連HP 氷見市海浜植物園公式ホームページ
電車・バスで JR氷見線島尾駅から徒歩15分
ドライブで 能越自動車道氷見北ICから10分、または北陸自動車道小杉ICから45分
駐車場 140台/無料
問い合わせ 氷見市海浜植物園 TEL:0766-91-0100 0766/FAX:0766-91-4567
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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