サイトアイコン ニッポン旅マガジン

立山高原バス

立山高原バス

富山県中新川郡立山町、立山黒部アルペンルート途中、立山ケーブルカーの美女平駅(標高977m)と立山トンネルトロリーバスと接続する室堂ターミナル(2450m)とを結ぶのが、立山高原バス。運行するのはケーブルカーと同じ立山黒部貫光で、23kmを50分で結んでいます。

標高差1473mを50分かけて、ハイマツ茂る室堂平へ

立山杉の茂る森林帯の美女平から、森林限界を抜け、ハイマツ茂り、雷鳥遊ぶ室堂平まで、植物の水帳分布を横目に、日本最大落差の称名滝(しょうみょうのたき)、大日連峰、大高原地帯で池塘が散らばる弥陀ヶ原(みだがはら)、アルペン的な剣岳を眺める天狗平、そして夏の遅くまで残雪のある室堂と、ダイナミックに変化する景色を楽しむことができます。
この間の標高差は、なんと1473m。
つまり、毎分30mも登っていることになるのです。

富山側から入山すれば、おもわず歓声を上げるようなシーンもあり、立山黒部アルペンルートのハイライトともいえる部分なので、しっかりと車窓見学を。

全員着席制ですが、可能であれば、美女平で乗車の際に、左側・窓際の席の確保を。
滝見台での称名滝は左手、大日連峰、弥陀ヶ原、剣岳などは進行方向左側にあるので、左側が断然、おすすめです。

途中の弥陀ヶ原、天狗平などで下車する際は、乗車前に運転手などに伝え、降車駅が近づいた際に降車ボタンを押すシステム。
弥陀ヶ原には弥陀ヶ原ホテルと国民宿舎天望立山荘、天狗平には立山高原ホテル(公立学校共済組合立山保養所ですが一般の利用も可能)と天狗平山荘があり、トレッキングの基地としても絶好です。

立山高原バスは、昭和29年8月13日の立山ケーブルカーの開業を受け、昭和30年7月1日美女平~弘法間、昭和39年6月20日、美女平~室堂間が全線開業。
当時、立山高原バスの車両は、立山ケーブルカーによって搬入されているのです。

室堂ターミナルは、立山トンネルトロリーバスが鉄道事業のため、鉄道駅扱い(室堂駅)。
室堂ターミナルの駅そばは、日本最高所の駅そばということに(ホテル立山の直営)。

立山高原バス
名称 立山高原バス/たてやまこうげんばす
所在地 富山県中新川郡立山町芦峅寺美女平
関連HP 立山黒部アルペンルート公式ホームページ
電車・バスで 立山ケーブルカー美女平駅からすぐ美女平バスターミナル
ドライブで 北陸自動車道立山ICから約25kmで立山駅駐車場、立山ケーブルカー利用
駐車場 立山駅駐車場(900台/無料、混雑時は臨時駐車場を600台/無料を開設)
問い合わせ 立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド TEL:076-432-2819
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

立山黒部アルペンルート

立山ケーブルカー、立山高原バス、立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカー、関電トンネル電気バスを乗り継ぎ、北アルプス立山連峰、後立山連峰を横断する立山区炉ばアルペンルート。図解で、旅するポイントを解説します。立山駅(富山

美女平駅

立山黒部アルペンルートで、富山側から入山した場合、立山駅から立山ケーブルカーで上った場所が標高977mの美女平駅。室堂平から13km続く立山火山の火砕流(約10万年前に発生)によって形成される台地の末端に位置しています。つまりは美女平駅は、

弥陀ヶ原

富山県立山町、立山黒部アルペンルート途中にある弥陀ヶ原(みだがはら)は標高2000m内外の高原地帯で、溶岩台地に湿原が広がる雲上の別天地。「餓鬼の田圃」(がきのたんぼ)と呼ばれる池塘(ちとう)が散在し、高山植物の宝庫となっています。「立山弥

弥陀ヶ原遊歩道

富山県立山町、立山黒部アルペンルート途中にある弥陀ヶ原(みだがはら)は約10万年前の立山火山噴出物によって形成された標高2000m内外の溶岩台地。日本国内では最も標高の高い所にあるラムサール条約登録湿地(「立山弥陀ケ原・大日平」)の弥陀ヶ原

美女平探鳥・森林浴コース(美女平遊歩道)

富山県立山町、立山駅から立山ケーブルカーで上った場所が、立山杉の生育する美女平。室堂から続く広大な溶岩台地の末端に位置し、トチノキ、ミズナラ、ホオノキなどの広葉樹、樹齢200年から300年のブナや立山杉の原生林に囲まれ、「森林浴の森日本10

立山トンネルトロリーバス

立山連峰の雄山山頂直下を抜ける立山トンネル。関電トンネル同様に破砕帯(はさいたい=北アルプス造山の断層運動で生まれた岩が細かく割れ、地下水を溜め込んだ軟弱な地層)が難工事を生みましたが、現在では立山黒部アルペンルートの最高所を抜けるトロリー

室堂ターミナル

富山県立山町の立山駅(立山ケーブル)と長野県大町市の扇沢駅(関電トンネル)を結び、北アルプスの後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)と立山連峰を貫く山岳観光ルートが立山黒部アルペンルート。その最高所、立山(標高3015m)の山上、室堂平(標高

雲上で涼もう! バス、ゴンドラで楽ちん登山 乗り物別の日本最高所は!?

うだるような下界の暑さを脱出し、雲上の世界へ。歩くのは大変だから、バスやロープウェイで山上へ。日本最高所までは路線バス、ロープウェイなどに乗って楽ちん登山。どこまで高所に登れるのか、乗り物別に紹介します。TOPは標高2716mで、なんと路線

日本最高所の「駅そば」は、標高2450mの高所にあった!

日本の鉄道最高地点は、小海線で、最高所の駅は野辺山駅(のべやまえき)だと勘違いしていませんか!? 日本最高所の駅は、立山黒部アルペンルートの最高所、立山トンネルトロリーバスの室堂駅。トロリーバスは鉄道事業法のれっきとした鉄道。というわけで、

立山ケーブルカー

富山県中新川郡立山町、立山黒部アルペンルートで、富山側から入山する場合に、最初の乗り物となるのが立山ケーブルカー。立山駅(標高475m)と美女平駅(標高977m)を結ぶ全長1.3kmのケーブルカー。標高差502mを7分で結んでいます。立山駅

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了