上野天神祭|2023

上野天神祭

2023年10月20日(金) 〜 10月22日(日)、三重県伊賀市の上野天神宮(菅原神社)で『上野天神祭』が執り行なわれます。伊賀地区最大の秋祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定、『ダンジリ行事』は全国33ヶ所の「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

ユネスコ無形文化遺産に登録の『ダンジリ行事』

金曜=宵々山、土曜=足揃えの儀・宵山、日曜=神幸祭という日程。
金曜の宵々山では、9基のだんじりが城下町の本町筋・二之町筋の各町に展示されます。
土曜=足揃えの儀・宵山は、14:00〜16:00の間、鬼行列(悪鬼そして伊賀流忍者の元祖といわれる役行者が登場、ひょろつき鬼が続き、最後が鬼を従えた源為朝)が法螺貝(ほらがい)と太鼓とともに三之町筋を練り歩き、邪気を払います。
役行者の行列は、役行者の大峰山への峰入りの様子を模したものです。
だんじりは、昼の巡行、夜の巡行があり、夜は銀座通りを、提灯を揺らしながら曳行。

日曜は神幸祭で、上野天神宮の2基の神輿(天満宮神輿・九社宮神輿)の神輿行列は9:00に東の御旅所を出発、鬼行列、9基のだんじりが続きます。

行列は午前・午後、伊賀上野の城下町を巡り、江戸時代のままに祇園囃子が城下に響き、歴史を感じることが可能。

三重県内でユネスコの「山・鉾・屋台行事」に登録されるのは上野天神祭の『ダンジリ行事』のほか、鳥出神社の鯨船行事(四日市市)、桑名石取祭の祭車行事(桑名市)があり、愛知・岐阜・三重の東海三県で11件と全体の3分の1を締めています。

現在の『上野天神祭』は、江戸時代前期の万治3年(1660年)に再興された祭礼で(伊賀国藤堂藩の許可のもと行なわれた天神祭)、それ以前のことは定かでありません。

ちなみに、本祭の日程は、江戸時代には旧暦9月25日、明治維新後に新暦10月25日、ユネスコ無形文化遺産登録を契機として平成29年からは10月25日までの直近の日曜になっています。

上野天神祭|2023
開催日時 2023年10月20日(金) 〜 10月22日(日)
所在地 三重県伊賀市上野東町2929
場所 上野天神宮(菅原神社)
関連HP 上野天神祭公式ホームページ
電車・バスで 伊賀鉄道広小路駅から徒歩3分
ドライブで 名阪国道上野東ICから約1.7km、周辺は交通規制が実施されます、できるだけ公共交通機関を利用を
駐車場 市営城北駐車場(275台/有料)、市営だんじり会館駐車場(35台/有料)、市営上野公園第1駐車場(50台/有料)、市営上野公園第2駐車場(93台/有料)、市営上野公園第3駐車場(76台/有料)、市営白鳳門駐車場(25台/有料)、上野西小学校臨時駐車場(200台/有料)、上野ガス駐車場(45台/無料)、伊賀市役所臨時駐車場(262台/無料)、創価学会伊賀上野文化会館第2駐車場(90台/無料)
問い合わせ 上野天神宮(菅原神社)TEL:0595-21-2940/FAX:0595-24-5850
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
上野天神宮(菅原神社)

上野天神宮(菅原神社)

三重県伊賀市にある菅原道真を祭神とする社が上野天神宮(菅原神社)。寛文12年(1672年)、松尾芭蕉が江戸に出る前に、処女句集『貝おほひ』を奉納し、文運を祈願したことでも有名な伊賀上野の氏神です。『上野天神祭のダンジリ行事』は、全国33ヶ所

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