せんまや夜市｜一関市

毎年4月〜10月の第2土曜18:00～21:00（8月は14日開催）、岩手県一関市千厩町で『せんまや夜市』が開催。500mの商店街を歩行者天国にして行なわれる夜市で、わた飴、金魚すくい、イカ焼きなど昔懐かしい露店も出店します。昭和57年から始まった恒例の行事となっています。17:50〜交通規制を実施。雨天決行。

8月14日の夜市には「燈立」（あかしたて）も登場

千厩町新町・本町商店街を舞台に行なわれる『せんまや夜市』。
本町商店街ではイカ焼き、射的の店などを出店しています。
『せんまや夜市』は単なる夜市ではなく、夜市を盛り上げる趣向を凝らして行なわれるイベントにも注目。
8月14日の夜市では、地域の伝統的な行事で、初盆を迎える故人の冥福を祈る「燈立」（あかしたて）も行なわれています。
竹竿の四方に張った縄に提灯（ちょうちん）を吊るしたもの。

千厩は、千の厩（うまや）という地名のとおり、奥州藤原氏の時代には、馬産地として繁栄。
藤原秀衡が源義経に贈ったといわれ、「鵯越の逆落とし」でも活躍した名馬「太夫黒」（たゆうぐろ）も千厩の産出（「大夫黒」の顕彰碑が千厩町千厩下駒場に、香川県高松市の佐藤継信の墓横に「太夫黒」の墓があります）。

近代以降は、養蚕や製糸業、葉たばこの生産で繁栄しました。
商店街の一角には地域のシンボルともなっている「夫婦岩」が鎮座しているのでお見逃しなく。

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