白浜海底観光船(南紀白浜グラスボート)

白浜海底観光船(南紀白浜グラスボート)

和歌山県西牟婁郡白浜町、南紀白浜のシンボル・円月島(正式名は高島)周辺の海を探勝するのが白浜海底観光船の南紀白浜グラスボート。京都大学白浜水族館近くの臨海桟橋を出航し、円月島周辺に泳ぐ熱帯魚を観察する25分ほどのコースです。

「サンゴの世界北限域」ともいわれる白浜の海を観察

白浜海底観光船(南紀白浜グラスボート)

グラスボートの名の通り、船底はガラス張り。
円月島周辺の海にはエダサンゴ、テーブルサンゴが生息し、コバルトスズメ、スゴカキダイ、チョウチョウウオ、ツノダシ、クマノミ、イザリウオが泳ぐ海域。

田辺湾や白浜など紀南地方の海域にはテーブルサンゴ群集が数多くあり、「サンゴの世界北限域」ともいわれています。
円月島、白良浜沖100mの通称「しららサンゴ群集」にはエンタクミドリイシ(直径2~3cmの小さなサンゴ)、ニホンミドリイシ(串本などで多く生息する日本固有種)などのテーブルサンゴ群集が広がり、格好のダイビングスポットにもなっています。
黒潮の大蛇行などによる低水温化は、白浜・権現崎などでサンゴの白化現象を起こし、死滅の可能性もあるため、環境省やNPOなどによるモニタリング調査も行なわれています。

画像協力/(公社)和歌山県観光連盟

白浜海底観光船(南紀白浜グラスボート)
名称 白浜海底観光船(南紀白浜グラスボート)/しらはまかいていかんこうせん(なんきしらはまぐらすぼーと)
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町572
関連HP 白浜海底観光船(南紀白浜グラスボート)公式ホームページ
電車・バスで JR白浜駅から明光バス臨海経由三段壁行きで16分、臨海下車、徒歩3分
ドライブで 阪和自動車道南紀田辺ICから約16km
駐車場 50台/有料
問い合わせ 白浜海底観光船(南紀白浜グラスボート) TEL:0739-42-2122
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

円月島

白浜北西の海岸沖に浮かぶ南北130m、東西35mほどの小島。正式には高嶋といいますが、島の真ん中にぽっかりと開いた円形のトンネル(海蝕洞)があり、明治の漢学者・津田東巌(つだとうがん)が、海に沈む月に見立てたことから「円月島」の名があります

 

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