トルコ記念館

トルコ記念館

和歌山県串本町の紀伊大島、トルコ軍艦遭難慰霊碑に隣接して建つトルコ記念館。明治23年び遭難したトルコ軍艦遭難者の慰霊を通じて串本町とトルコ共和国の友好が深まり、昭和39年にはトルコのヤカケント町と姉妹縁組み、平成6年にはメルシン市との姉妹都市提携を結びましたが、これら親善の証として建てられたのが、トルコ記念館です。

エルトゥールル号遭難の悲劇と、トルコとの友好を今に伝える記念館

トルコ記念館
オスマン帝国のフリゲート艦エルトゥールル号

明治20年、小松宮彰仁(こまつのみや・あきひと)親王は、ヨーロッパ視察旅行の帰途、イスタンブールを訪問し、オスマン・トルコ皇帝(スルタン)アブデュル・ハミト2世に謁見。
その答礼の特派使節として、明治23年、オスマン・トルコ帝国(現・トルコ共和国)のフリゲート艦エルトゥールル号(Fırkateyni Ertuğrul/2344トン)は、6月7日に横浜港に到着。
日本帝国の国賓として扱われ、9月14日横浜港を出発し、イスタンブールへの帰路に就きました。
その途中、9月16日、紀伊大島沖で遭難、樫野埼灯台下の岩礁・船甲羅へと押し流されてしまいます。
木造船だったことも災いして大破し、587名が遭難しましたが、地元住民(当時の大嶋村樫野)の献身的な救難活動により奇跡的に69名の命が救われました。
救出された69名の乗組員は、神戸で治療を受け、その後、明治天皇の命により軍艦「金剛」、「比叡」で、オスマン・トルコへ送還されました。
館内には遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号の模型をはじめ、当時の遺品や古文書を展示するほか、トルコの民芸品なども展示。
レプリカなどのみやげコーナーも用意されています。
また580余りの命が失われた「船甲羅の岩礁」は2階展望台からも眼下にできます。

日本国内では意外に無名な事件、そして記念館ですが、トルコでは比較的に有名な事件です。
トルコがとても親日的な大きな理由が、トルコ国内でのこの事件の献身的な救助活動が有名だから。
極めて痛ましい事件だったのですが、この事件は日本とトルコの友好の原点とされています。

2015年の日本・トルコ合作映画『海難1890』(主演:内野聖陽)は、日本とトルコの友好125周年を記念して制作された映画で、もちろん、このトルコ軍艦エルトゥールル号遭難事件がモチーフ。
エルトゥールル号海難事故編は、事件が起きた串本町で撮影が行なわれています。

トルコ記念館
名称 トルコ記念館/とるこきねんかん
所在地 和歌山県東牟婁郡串本町樫野1025-26
関連HP 南紀串本観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR串本駅から熊野交通バス樫野灯台口行きで37分、終点下車、徒歩5分
ドライブで 紀勢自動車道すさみ南ICから約33km
駐車場 樫野崎駐車場(84台/無料)
問い合わせ トルコ記念館 TEL:0735-65-0628
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

トルコ軍艦遭難慰霊碑

2017年6月18日

樫野埼灯台

2017年6月18日

 

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