川湯温泉仙人風呂

川湯温泉仙人風呂

川が湯になるのか、湯が川になるのかという不思議な温泉が和歌山県田辺市の熊野本宮温泉郷・川湯温泉。熊野の山中を流れる大塔川(熊野川の支流)の河原を掘れば温泉が湧くという土地柄で、例年12月~2月まで、大塔川をせきとめた野趣あふれる大露天風呂の川湯温泉仙人風呂に入浴できます。

冬場にだけ登場する河原の大露天風呂

川湯温泉仙人風呂

入浴時間は早朝から夜間まで無料(夜間は湯船に通じる橋に施錠される)。
川底から湧く73度の源泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉)に、大塔川の清流を引き込んで40度前後に調整。
周囲はよしず張りの囲いだけというワイルドなもので、その開放感が熊野らしい秘湯ムードを醸しています。
川湯温泉仙人風呂は、男女混浴だが、水着の着用が推奨(裸での入浴は、厳禁)。

旅館街の中心には「川湯温泉公衆浴場」もあるので、体を洗いたい場合はそちらへ。
川湯温泉仙人風呂の閉じる3月以降は川沿いに並ぶ各宿が独自に専用の湯船を河原に設けていますが、宿泊者以外はスコップを持参して「マイ露天風呂」を造るしか手段がありません(逆に仙人風呂の期間は個人で掘る場所がありません)。

江戸時代初期には仙人風呂が始まったという歴史ある風呂ですが、雨など天候に大幅に左右されるので注意を。

仙人風呂実施期間中、毎週土曜には『湯けむり灯篭』も行なわれています。

川湯温泉仙人風呂
川湯温泉仙人風呂
名称 川湯温泉仙人風呂/かわゆおんせんせんにんぶろ
所在地 和歌山県田辺市本宮町川湯
関連HP 熊野本宮観光協会公式ホームページ
電車・バスで 紀伊田辺駅から龍神バス発心門王子行きで1時間46分、ふじや前下車、徒歩3分。新宮駅からは熊野交通バス本宮大社行きで1時間6分、奈良交通バス大和八木駅行き1時間、ふじや前下車、徒歩3分
ドライブで 阪和自動車道南紀田辺ICから約54km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 熊野本宮観光協会 TEL:0735-42-0735/FAX:0735-42-1606
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ