湊御殿

和歌山藩2代藩主・徳川光貞(とくがわみつさだ)が、和歌山城の南西2kmの地(現在の和歌山市湊御殿1〜3丁目)に1698(元禄11)年に創建した隠居所(奥御殿)が湊御殿。その後何度か火災にあって再建され、現存する建物は、11代藩主・徳川斉順(とくがわなりゆき)の治世、1832(天保5)年の築。

和歌山藩の政庁としても使われた奥御殿(藩主の隠居所)

湊御殿は、明治初年に和歌浦東へ移築され、平成18年に現在の養翠園の一角に移されています。
江戸屋敷を模して広壮善美を尽くした建物で、13代藩主・徳川慶福(とくがわよしとみ)の治世では藩の政庁としても使われています。

現存しているのは寝殿部分のみですが、書院造りの優美な建物で、上の間(床の間のある部屋)・次の間・入側(いりがわ)廊下などに往時を偲ぶことができます。
入側廊下の奥にある杉戸には、紀州藩御用絵師による杉戸絵が描かれています。

和歌山藩の御殿
和歌山城下には藩主の別邸である西浜御殿(県立和歌山工業高校一帯)、吉宗が生まれた吹上御殿(和歌山市吹上2丁目)、吉宗が幼少時代を過ごした伝法御用屋敷(和歌山市湊紺屋町)、紀州徳川家の夏の別荘・巌出御殿(和歌山県岩出市/横浜三渓園に臨春閣として移築保存)がありますが、残念ながら往時のままの地に現存する建物はありません。
巌出御殿(横浜三渓園「臨春閣」)
 

湊御殿 DATA

名称 湊御殿/みなとごてん
所在地 和歌山県和歌山市西浜1161
関連HP http://www.wakayamakanko.com/
電車・バスで JR和歌山駅から和歌山バス雑賀崎循環で30分、養翠園前下車、徒歩7分
ドライブで 阪和自動車道和歌山ICから国道24号・県道145号を6km走った加納町交差点を左折、県道15号を5km走った養翠園入口を右折
駐車場 20台/無料
問い合わせ TEL:073-444-4188

 

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プレスマンユニオン編集部

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