鳥取県立とっとり賀露かにっこ館

鳥取県鳥取市賀露町（かろちょう）にあるカニをテーマにした県立水族館が、鳥取県立とっとり賀露かにっこ館。賀露港は鳥取港の旧名で松葉がになどの水揚げで有名。戦国時代には毛利氏の因幡への進出拠点に、また水運を活用した秀吉の鳥取攻めの重要な湊ともなった地です。

松葉ガニなど、カニと鳥取の魚がテーマの水族館

承応2年（1653年）、初代鳥取藩主・池田光仲（いけだみつなか）が賀露湊に口番所（御船手番所）を設置するという、歴史ある湊。
近年では、賀露沖が、日本海でも有数のカニの好漁場として知られ、松葉ガニの水揚げで有名に（鳥取県では田後港、網代港、賀露港、境港がズワイガニの水揚げ港）。

鳥取県立とっとり賀露かにっこ館の館内では、カニを中心にさまざまな水生生物を展示・紹介。
タカアシガニ、オーストラリアオオガニなどの巨大なカニも水槽で展示されているほか、「松葉ガニ」が泳ぐ松葉がに牧場も用意。
魚、ウニ、ヒトデなどに触ることができるふれあい水槽、鳥取の海を再現する「鳥取の魚水槽」、カブトガニなど「カニの仲間」と幅広い展示内容になっています。

かにっこ館近くには賀露中央海鮮市場協同組合直営の「鳥取港海鮮市場かろいち」もあるので立ち寄りを。