和歌山城・七福の庭

和歌山城の表坂を上った松の丸にある石庭。もともとは、本丸曲輪にあった本丸御殿の中庭だったのですが、大正12年に本丸御殿跡に上水道施設(現・和歌山市水道局城内給水場)を設置した際に、松の丸に移設されました。1621(元和7)年、初代藩主・徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が紀州徳川藩の興盛を祈念して、本丸御殿に作庭したもの。

紀州徳川家の繁栄を願って本丸御殿の中央に作庭

1621(元和7)年に徳川頼宣は、江戸幕府より銀2000貫を賜り、城の改修に着手しています。
この銀を使って作庭したのかは定かでありませんが、徳川御三家として、

城づくりの達人・加藤清正が、娘婿の徳川頼宣のためにつくらせた庭という説もありますが、徳川頼宣の和歌山入城時に清正はすでに死んでいるので、俗説です。

左側から福禄寿、大黒天、毘沙門天(中央にそびえる最大の岩=護法神)、弁財天、寿老人、恵比寿と七福神に似た7つ結晶片岩の巨石を配置してその周囲を小石で囲み、船の舳先と船尾に見立てた石を組み合わせて縁起のいい宝船に見立てた庭園です。

和歌山城・七福の庭
名称 和歌山城・七福の庭/わかやまじょう・しちふくのにわ
所在地 和歌山県和歌山市一番丁3
関連HP 和歌山城公式ホームページ
電車・バスで JR和歌山駅から和歌山バス和歌山港方面行きで6分、公園前下車すぐ
ドライブで 阪和自動車道和歌山ICから約5km
駐車場 和歌山城不明門駐車場(70台/有料)・和歌山市中央駐車場(577台/有料)
問い合わせ 和歌山城整備企画課 TEL:073-435-1044/FAX:073-426-3905
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

和歌山城

2017年6月22日

 

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