和歌山港駅

和歌山港駅

和歌山県和歌山市にある南海電気鉄道和歌山港線の終着駅が、和歌山港駅(わかやまこうえき)。昭和31年5月6日に開業した和歌山港線。南海フェリーの「南海四国ライン」(和歌山港〜徳島港)に連絡するための駅でもあり、なんば駅と特急「サザン」の一部が直通運転されています。

和歌山港駅の線路は和歌山県が所有、「日本最短の鉄道会社」に

和歌山港駅

かつては途中駅として久保町駅、築地橋駅、築港町駅がありましたが乗降客数が少ないために廃止に。

路線距離(営業キロ)は、2.8kmで、線路は和歌山市〜 県社分界点(旧・久保町駅)間0.8kmが南海電鉄の所有、県社分界点(旧・久保町駅)〜 和歌山港間2.0kmは和歌山県が所有し、南海電鉄が借用するかたち。
もともと、和歌山県所有部分の線路は、港湾管理者である和歌山県が臨港鉄道として敷設したもので、南海電気鉄道が第二種鉄道事業者(鉄道線路を借用して列車を運行)、和歌山県が第三種鉄道事業者(南海電鉄に線路を貸し出し)という関係に。

和歌山県は2.0kmしか保有しない鉄道事業者なので、第三種鉄道事業者ながら「日本最短の鉄道会社」ということに。
ただし、第一種鉄道事業者である千葉県芝山町の芝山鉄道(東成田駅~芝山千代田駅/第3セクター)が、通常は「日本最短の鉄道」といわれています。
和歌山県下では御坊市を走る紀州鉄道が営業距離わずか2.7kmで、「日本最短の私鉄」。
和歌山港線と、紀州鉄道を乗れば、「日本最短の鉄道会社」と「日本最短の私鉄」をハシゴすることになります。

南海フェリーの徳島港側からは徳島港→和歌山港(南海フェリー)+和歌山港駅→南海電鉄全駅(泉北高速鉄道を除く)というトクトクきっぷ「好きっぷ」も発売(徳島港ターミナル窓口などで購入可能)。

和歌山港駅は駅舎が南海フェリーのフェリーターミナルにもなっていて、ターミナルから長いボーディングブリッジが港へと伸びています。

和歌山港駅
名称 和歌山港駅/わかやまこうえき
所在地 和歌山県和歌山市薬種畑
関連HP 南海電鉄公式ホームページ
問い合わせ 南海電鉄和歌山市駅 TEL:073-422-0101
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
南海フェリー(和歌山港)

南海フェリー(和歌山港)

和歌山県和歌山市、南海電気鉄道和歌山港線の終着駅、和歌山港駅(わかやまこうえき)に併設されるのが南海フェリーの和歌山港フェリーターミナル。なんば駅からの特急「サザン」が直通運転され、ここで南海フェリーの「南海四国ライン」(和歌山港〜徳島港)

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ