明神池

明神池

山口県萩市にある、日本で一番標高の低い活火山、笠山(112.2m)の東麓に位置する神秘的な池、明神池。もとは島だった笠山が、土砂や溶岩流などの影響で本土と陸続きになったときに埋め残されてできた池(海跡湖)です。今も玄武岩台地の溶岩のすき間から海水が出入りし、潮の干満によって水面が上下しています。

海水が入り交じる神秘の池にはタイ、ボラも棲息

貞享3年(1686年)、萩藩2代藩主・毛利綱広(もうりつなひろ)が、毛利元就が信仰していた安芸宮島・厳島明神(厳島神社)の分霊を勧請し、厳島神社を創建したことから、明神池と呼ばれるようになりました。
今も池は厳島神社の境内になっています。

海水が入り交じる池には、タイやボラ、メバルなど海に棲息する魚も20種以上いるとか。
実はこの魚、地元の漁師が漁の安全と豊漁を祈願して奉納したものの末裔で、まさに天然の水族館になっています。

明神池
名称明神池/みょうじんいけ
所在地山口県萩市椿東越ヶ浜明神池
関連HP萩市観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR東萩駅からタクシーで10分
ドライブで中国自動車道山口ICから約50km
駐車場明神池駐車場(42台/有料)
問い合わせ萩市観光課 TEL:0838-25-3139
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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