山口県下関市東大和町1丁目、JR下関駅近くにあり、韓国・釜山港(ぷさんこう)とを結ぶ関釜フェリー(かんぷふぇりー)が発着するターミナルが、下関港国際ターミナル。下関は、場所柄、唐戸(からと)と呼ばれるようには唐(大陸)への戸(玄関口)だった地ですが、その歴史を今に伝える航路です。
関釜フェリーが韓国・釜山へと出航
下関港国際ターミナルは、昭和63年に完成した、日本初の税関(Customs))、出入国管理(Immigration)、検疫所(Quarantine)のCIQ施設などを完備した外国航路用旅客ターミナルです。
関釜フェリーのほか、中国・蘇州太倉とを結ぶ貨物フェリーも発着しています(SHKライングループの蘇州下関フェリー、週2便)が、旅客設備のないRO-RO船です。
海と客船をイメージした建物は、1階がフェリー貨物の荷捌き地、2階が乗船券の購入や税関・出入国手続きなどを行う施設になっていて、外国からのクルーズ客船も着岸します。
2階にはカフェ「Welcome」(ウェルカム)が営業し、ランチメニューも用意されています。
下関港から釜山港へは就航する大型フェリーは、日本船が「はまゆう」(1万6000t)、韓国船が「星希」(SEONG HEE・ソンヒ/1万7000t)で、日本船「はまゆう」は、デラックス(特等室)、1等室(2名洋室、4名洋室/2段ベッド)、1等室(和室)、2等室、韓国船「星希」は、スイート(特別室)、デラックス(特等室)、1等室(2名洋室、4名洋室/2段ベッド)、1等室(韓室=韓国の伝統的な部屋)、2等室を用意。
展望浴室、レストランを備え、デラックスならホテルに泊まっているような気分で移動できます。
日本船のレストランにもキムチが用意され、日韓を結ぶ貴重な足となっていることがよくわかります。
なお釜山へは博多港からもJR九州高速船が就航し、3時間40分で結んでいるので、豪華フェリー(夜行便)VS高速船(昼行便)ということに。
往路を夜行、復路を高速船と、旅程に応じて使い分けることもできます。
下関港国際ターミナル | |
名称 | 下関港国際ターミナル/しものせきこうこくさいたーみなる |
所在地 | 山口県下関市東大和町1-10-50 |
関連HP | 下関市港湾局公式ホームページ |
電車・バスで | JR下関駅から徒歩10分 |
ドライブで | 中国自動車道下関ICから約5km |
駐車場 | 下関港国際ターミナル駐車場(350台/有料) |
問い合わせ | 下関港国際ターミナル観光案内所 TEL:083-235-6052 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag