毎年10月第1日曜、大分県中津市で『箭山神社神幸祭』(ややまじんじゃしんこうさい)が執り行なわれます。五穀豊穣、家内安全、無病息災を願う祭礼で、地区の神輿と色鮮やかな傘ぼこが箭山神社遥拝所(三光上田口)を出発、森山のお仮屋(川原)で奉納行事を行ない、夕方には遥拝所へと向かいます。
色鮮やかな傘ぼこが森山のお仮屋へ
中津の巨石信仰の霊山、八面山(標高659.4m)に鎮座する箭山神社(神仏習合時代には箭山権現)。
宇佐神宮の祖宮とされる薦神社(こもじんじゃ)の奥院にあたるのが箭山神社です(石舞台としては日本一の大きさを誇る巨石があります)。
『箭山神社神幸祭』では、森山のお仮屋で、千歳楽(せんさいがく)が奉納されます。
慶長元年(1596年)の大旱魃(だいかんばつ)の際、箭山神社で雨乞いを行ない、願が叶って豊作の恩恵を受けたため、お礼に千歳楽を奉納したのが始まりとされ、稚児だけで踊る念仏踊りなどの要素を含んだ民俗芸能です。
箭山神社神幸祭|中津市 | |
開催日時 | 毎年10月第1日曜 |
所在地 | 大分県中津市三光田口 |
場所 | 箭山神社遥拝所から森山地区のお仮屋(川原) |
ドライブで | 東九州自動車道中津ICから約3km |
問い合わせ | 中津市三光支所 TEL:0979-43-2050 |
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