山形県上山市、羽州街道の宿場、楢下宿(ならげしゅく)の真ん中を流れる金山川に、明治15年に架橋された石造アーチ橋が覗橋(のぞきばし)。新町に明治13年架橋の石造アーチ橋「新橋」があり、2つを合わせてメガネが完成し、覗橋を、下町めがね橋と呼んでいます。経済産業省の近代化産業遺産に認定。
全額を楢下宿が負担して架橋した石造アーチ橋
橋長10.8m、幅員3.5m、アーチの高さ3.83mの石造アーチ橋で、新橋に比べ少し小ぶり。
石材は新橋と同様に、地元、宮川上流の大門石(現・上山市大門で産出の凝灰岩)を使っています。
新橋は3割程度を山形県が負担していますが、覗橋は全額を楢下宿が負担しています。
欄干など一部が補修されていますが、その姿は往時のまま。
重量制限はあるものの、現在も現役の道路橋です。
「東北地方の産業振興の基礎を築いた水資源・交通・都市基盤整備の歩みを物語る近代化産業遺産群」として経済産業省の近代化産業遺産に認定。
上山市内では、覗橋、中山橋、堅磐橋(かきわばし)も近代化産業遺産に認定されています。
楢下宿・覗橋 | |
名称 | 楢下宿・覗橋/ならげしゅく・のぞきばし |
所在地 | 山形県上山市楢下 |
電車・バスで | JRかみのやま温泉駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 東北中央自動車道かみのやま温泉ICから約6km |
駐車場 | 楢下観光用駐車場を利用 |
問い合わせ | 上山市観光課 TEL:023-672-1111 |
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