山形県米沢市笹野本町にある「木材工芸品等加工展示施設」が笹野民芸館。広葉樹を使った木工芸の振興、間伐材の有効利用などを促進するための施設ですが、笹野地区に伝承する郷土玩具「笹野一刀彫」(お鷹ぽっぽ)の絵付教室も行なわれています。
「お鷹ぽっぽの絵付け体験」が可能
コシアブラの木を鷹の姿に彫ったものがお鷹ぽっぽ。
「サルキリ」という独特な刃物一本で彫り上げ、笹野地区の特産であることから「笹野一刀彫」と呼ばれています。
「笹野一刀彫」(お鷹ぽっぽ)は、家の魔除けとして古くから作られていましたが、米沢藩主・上杉鷹山(うえすぎようざん=上杉治憲)は、鷹が天に羽ばたくもの、鷹の漢字が自分の名前にあることなどから、鷹の商品を禄高が増える(商売繁昌)と意味付け、農家の副業として奨励。
後に目を付け、魔除けとしても飾ることを推奨したのです。
笹野民芸館ではお鷹ぽっぽの絵付け体験(所要30分)も実施。
笹野一刀彫工人としては、鷹山6代目・戸田寒風(とだかんぷう)さんが有名で、「鷹山」(米沢市笹野本町5742-1)でも絵付け体験が可能です。
笹野民芸館 | |
名称 | 笹野民芸館/ささのみんげいかん |
所在地 | 山形県米沢市笹野本町5208番2 |
関連HP | 米沢市公式ホームページ |
電車・バスで | JR南米沢駅から山交バス湯元駅前行で5分、笹野大門前下車、徒歩5分 |
ドライブで | 東北中央自動車道米沢八幡原ICから約7.5km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 笹野民芸館 TEL:0238-38-4288/FAX:0238-38-4251 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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