旧西村山郡役所・郡会議事堂

旧西村山郡役所・郡会議事堂

山形県寒河江市(さがえし)寒河江にある明治11年の郡制直後に、西村山郡の役所、議事堂として建てられた擬洋風建築が、旧西村山郡役所・郡会議事堂。山形県の有形文化財、そして経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。旧西村山郡役所は、寒河江市郷土館として再生。

明治時代の郡役所、郡会議事堂がペアで現存!

明治11年の太政官布告による郡区町村編制法の公布に伴い、県令・三島通庸の指示を受け、西村山郡の郡役所は、楯南村に建設されました。
江戸時代に、寒河江は天領だったため、最上川の北に柴橋代官所が配置され、その出先機関として寒河江城三の丸に寒河江代官所が置かれていました。

西村山郡設立に際して、江戸時代からの政治経済の中心地ということで、西村山郡役所・郡会議事堂が寒河江に配置されたのです
西村山郡役所は、明治11年月10日に建築棟梁を任命、12月4日に落成、12月7日に開庁という突貫工事で竣工。
建築の中心は、寒河江の宮大工・富樫伊久助です。

続いて、明治19年に郡役所敷地内に、これまた突貫工事で郡会議事堂が完成し、西村山郡の近代化が進んでいったのです。

その後、大正7年、郡会議事堂が郡立実業高校として移築されるなどの変遷を経て、昭和56年、寒河江町役場などとして使われた旧西村山郡役所を長岡山に移築復元。
さらに昭和58年、旧郡会議事堂が長岡山に移築復元し、2つの建物は移設先で再びペアになったのです。

「東北地方の産業振興の基礎を築いた水資源・交通・都市基盤整備の歩みを物語る近代化産業遺産群」の「山形県の擬洋風建築等」として経済産業省の近代化産業遺産にも認定。
「山形県の擬洋風建築等」には、旧西村山郡役所(寒河江市郷土館)・郡会議事堂のほか、文翔館(山形県旧県庁舎・県会議事堂/現・山形県郷土館文翔館)、旧済生館本館(現・山形市立郷土館)、山形市立第一小学校校舎(現・山形まなび館)、旧東村山郡役所(天童織田の里歴史館)、旧米沢高等工業学校本館、旧西田川郡役所(致道博物館)、旧鶴岡警察署庁舎(致道博物館)、山居倉庫が認定されています。

画像協力/山形県

旧西村山郡役所・郡会議事堂
名称 旧西村山郡役所・郡会議事堂/きゅうにしむらやまぐんやくしょ・ぐんかいぎじどう
所在地 山形県寒河江市寒河江長岡丙2707
関連HP 寒河江市公式ホームページ
電車・バスで JR西寒河江駅から徒歩15分
ドライブで 山形自動車道寒河江スマートICから約3km、寒河江ICから約4km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 寒河江市生涯学習係・歴史文化係 TEL:0237-86-8231/FAX:0237-86-2201
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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