山梨県都留市、リニアモーターカーを使った中央新幹線実用化に向けて、走行試験を繰り返していた、山梨リニア実験線の間近に位置する見学施設が山梨県立リニア見学センター。超電導磁石の反発によって車体が浮き、駆動する次世代の乗り物、リニアモーターカーの走行実験も見学できます。
超電導磁石で疾走する時速500kmの世界を解説
リニアグッズを販売する売店、山梨県の観光情報コーナー、走行実験を見学できる展望フロアのある「わくわくやまなし館」、2003年に世界最高速度を記録した試験車両の実物をシンボル展示とし、超電導リニアの仕組みや原理を体験しながら学ぶことができ、さらに走行実験も見学できる「どきどきリニア館」に分かれています。
昭和37年(東海道新幹線の開業する2年前)、当時の国鉄が開発を始めたリニアモーターカーは、昭和47年に、200mの実験線を用いて、実験車がはじめて浮上走行に成功。
昭和52年に、宮崎県に本格的な宮崎実験線(7.0km、単線、最急勾配5‰、1万m)を設置し、昭和54年、無人走行の最高速度517km/hの記録を打ち立てています。
平成9年に技術開発の拠点を、日本特有の起伏に富んだ地形の山梨県都留市に移し、山梨リニア実験線を設置。
平成15年、有人走行による世界記録581km/hを記録しています。
平成25年に西に山梨県笛吹市境川町まで延伸(42.8km/複線、トンネル区間35.1km、最急勾配40‰、最小曲線半径8000m)し、いよいよ営業に向けて、長大編成車両によるトップスピードでの長距離走行、長大トンネルの走り抜けなどの技術的テーマの克服、保守体系の確立など、超電導リニアの実用化に向けた確認試験が行なわれています。
山梨県立リニア見学センター | |
名称 | 山梨県立リニア見学センター/やまなしけんりにあけんがくせんたー |
所在地 | 山梨県都留市小形山2381 |
関連HP | 山梨県立リニア見学センター |
電車・バスで | 富士急行線田野倉駅から徒歩20分。または、JR大月駅から富士急バス県立リニア見学センター行きで13分、終点下車、徒歩2分 |
ドライブで | 中央自動車道大月ICから約5km |
駐車場 | 140台/無料 |
問い合わせ | 山梨県立リニア見学センター TEL:0554-45-8121/FAX:0554-45-8121 |
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