大門碑林公園

大門碑林公園

山梨県西八代郡市川三郷町、市川和紙の里として知られる市川大門で、必然的に発達した、書道。大門碑林公園(だいもんひりんこうえん)では、この書道にちなんで、陝西省の西安碑林(せいあんひりん)と山東省の曲阜碑林(きょくふひりん)の名碑など中国歴代の名碑15基を復元しています。

中国一級国宝の石碑を公園内に復元

咸亨3年(672年)刻、書道の宝典、書聖・王義之(おうぎし)の書を記した集王聖教序碑(しゅうおうしょうぎょうじょひ/原碑は西安碑林)など、これら自然の丘陵に配された石碑は、「石に刻まれた古文書」ともいうべき、壮大なもの。
中国陝西省碑林博物館の監修・制作で、中国の石を使って中国人技術者が創建当時のままに復元しています。

大門碑林公園内には、石鼓文、千字文、蘭亭序、楽毅論、十七帖、良寛の般若心経の書など拓本する採拓コーナーも用意されています。

中国歴代の名碑15基

・礼器碑/れいきひ/後漢(156年)
・西嶽華山廟碑/せいがくかざんびょうひ/後漢(165年)
・曹全碑/そうぜんひ/後漢(185年)
・張遷碑/ちょうせんひ/後漢(186年)
・張猛龍碑/ちょうもうりょうひ/北魏(522年)
・高貞碑/こうていひ/北魏(523年)
・孔子廟堂碑/こうしびょうどうひ/唐(626年)
・大唐宗聖観記碑/だいとうそうせいかんきひ/唐(626年)朝日新聞の題字は、この碑から字を集めたもの、ただし「新」の文字だけなかったため「親」の偏と「柝」の旁を合成
・九成宮醴泉銘碑/きゅうせいきゅうれいせんめいひ/唐(632年)
・皇甫誕碑/こうほたんひ/唐(641年)
・雁塔聖教序碑/がんとうしょうぎょうじょひ/唐(653年)
・雁塔聖教記碑/がんとうしょうぎょうきひ/唐(653年)
・集王聖教序碑/しゅうおうしょうぎょうじょひ/唐(672年)
・玄秘塔碑/げんぴとうひ/唐(841年)
・顔氏家廟碑/がんしかびょうひ/唐(780年)

大門碑林公園
名称 大門碑林公園/だいもんひりんこうえん
所在地 山梨県西八代郡市川三郷町市川大門4930
関連HP 市川三郷町公式ホームページ
電車・バスで JR市川本町駅から徒歩15分
ドライブで 中部横断自動車道増穂ICから約3km。中央自動車道甲府南ICから約11km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 大門碑林公園 TEL:055-272-7100/FAX:055-272-0499
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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