神田の大イトザクラ

中央本線の長坂と小淵沢のなかほどの畑の中にぽつんと立つ桜の巨木が神田(しんでん)の大イトザクラ。種類は神代桜、淡墨桜など長寿桜の代名詞でもあるエドヒガンザクラの変種。樹齢は400年と推測され、山梨県の天然記念物に指定されています。標高830mと小淵沢では標高の低い位置にあるので地元では「春を告げる桜」と呼ばれています。

残雪の南アルプス、八ヶ岳を借景に高原に咲く一本桜

幹回りは7.5m、枝張りは東西20m、南北20mという立派な桜で、近くを走る中央本線の車窓からも花見が可能です。

広野神社(祭神:猿田彦命)を創建した土地の豪族・小松氏の祖先が、広野神社に供える米を産する神田に植えた神木の桜が生長したものと伝えられており、地元の農家はこの桜を見て農業の時期を見計らっていました。

「花がいっせいに開くときは決まって豊年」という言い伝えもある「神田の大イトザクラ」。
農業の指針となった一本桜なのです。

例年、花の見頃は4月20日〜25日頃。
樹勢回復事業の一環として、桜の周りに防風ネットが設置してあり、樹木保護のためライトアップなども行なわれていません。

神田の大イトザクラ
名称 神田の大イトザクラ/しんでんのおおいとざくら
所在地 山梨県北杜市小淵沢町松向2767
関連HP 北杜市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR小淵沢駅からタクシーで15分、JR小淵沢駅から北杜市民バス(長坂駅~小淵沢駅~スパティオ)で10分、原村下車、徒歩10分
ドライブで 中央自動車道須玉ICから約14km
駐車場 50台/無料/その他3ヶ所の臨時駐車場(全体で100台)開設
問い合わせ 北杜市観光協会 TEL:0551-47-4747/FAX:0551-45-7756
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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