鐘山の滝

鐘山の滝

山梨県富士吉田市と忍野村の境、山中湖を源流とする桂川に懸かる落差10mの滝、鐘山の滝(かねやまのたき)。延暦19年(800年)~延暦21年(802年)頃の延暦大噴火で流出した檜丸尾第2溶岩流の末端に懸かっている滝。周囲はカエデ、ナラ、ブナ茂る森で、春はミツバツツジの花、初夏の新緑、そしてイロハモミジなどの紅葉が見事。

桂川に懸かる落差10mの滝

鐘山の滝
ミツバツツジと鐘山の滝

「ふじさんミュージアム」(富士吉田歴史民俗博物館)近くにある滝。
武田北条合戦の時、武田信玄が陣鐘を打たせた際、懸け金が外れて、陣鐘が桂川の滝へと落下、以来、鐘ヶ淵と呼ばれるようになったとか(滝の北側にある城山熊野大権現の鐘が落ちたとも)。
『甲斐名勝誌』、『甲斐国志』には鐘ヶ淵と記されていますが、陣鐘が落ちたという深い淵を指してのこと。

紅葉は例年10月下旬~11月上旬が見頃です。

ちなみに、檜丸尾第2溶岩流の「丸尾」(まるび)とは、新富士火山期(紀元前6000年頃以降)に流下した新期溶岩流のこと。
大規模なものでは、現在の富士吉田市街の西側を流下した「剣丸尾溶岩流」、東側を流下した「檜丸尾溶岩流」があり、火山灰土や水利に乏しい透水性の溶岩台地が、高原的な雰囲気を醸し出しています。
檜丸尾第2溶岩流の末端が鐘山の滝、「ふじさんミュージアム」(富士吉田歴史民俗博物館)一帯です。

鐘山の滝
鐘山の滝
名称 鐘山の滝/かねやまのたき
所在地 山梨県富士吉田市上吉田・南都留郡忍野村忍草
関連HP ふじよしだ観光振興サービス公式ホームページ
電車・バスで 富士急行富士山駅からバスで15分、サンパークふじ前下車、徒歩1分
ドライブで 東富士五湖道路山中湖ICから約4km。中央自動車道河口湖ICから約5km
駐車場 富士吉田市歴史民俗博物館第1駐車場(20台/無料)第2駐車場(35台/無料)を利用
問い合わせ ふじよしだ観光振興サービス TEL:0555-21-1000
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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