山梨県笛吹市一宮町にある甲斐国一之宮の浅間神社(あさまじんじゃ)の創祀の地とされるのが、山宮神社。社伝によれば浅間神社の創建は、垂仁天皇8年。西暦では紀元前となるからまさに神代の昔ですが(あくまで社伝です)、当初の創建場所が、現在の山宮神社で、山宮と里宮(浅間神社)という関係に。
甲斐国一之宮の浅間神社の摂社で、創祀の地
創建は定かでありませんが、貞観7年(865年)、現社地に遷座したと伝えられるのが浅間神社。
貞観6年(864年)〜貞観8年(866年)、青木ヶ原と富士五湖を生み出した富士山の貞観大噴火(じょうがんだいふんか)が発生し、朝廷では甲斐国司に対して浅間神社の神を奉じて鎮謝するよう命じており、貞観7年(865年)年末に「災異いまだ止まず」とあるので、富士山の沈静化を祈って浅間神社が創建されたことがわかり、それ以前の古代の崇拝地(原始崇拝)が、山宮ということに。
現存する本殿は永禄元年(1558年)、武田信玄が再建した檜皮葺き(ひわだぶき)の一間社隅木春日造りで、国の重要文化財。
境内には御神木の夫婦杉もそびえ立っています。
山宮神社の石鳥居前にはかつて36枚の神聖な御供田(ごくうだ)がありましたが、明治40年の水害で歴史ある社家とともに流され、現在は森になっています。
山宮神社 | |
名称 | 山宮神社/やまみやじんじゃ |
所在地 | 山梨県笛吹市一宮町一ノ宮1705(飛び地) |
関連HP | 笛吹市観光物産連盟公式ホームページ |
電車・バスで | JR山梨市駅からタクシーで15分 |
ドライブで | 中央自動車道勝沼ICから約3.5km |
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