鍵谷カナ頌功堂

鍵谷カナ頌功堂

愛媛県松山市西垣生町にある伊予絣創始者の鍵谷カナの功績を讃え伊予織物同業組合が建設した建物が鍵谷カナ頌功堂(かぎやかなしょうこうどう)。愛媛県庁舎本館、旧久松伯爵本邸(現・萬翠荘)と同じ、建築家・木子七郎(きご しちろう)の設計で、愛媛県庁舎本館と同じ昭和4年の築。国の登録有形文化財。

伊予絣創始者の鍵谷カナの功績を讃えて建設

鉄筋コンクリート造の八角堂で,中央に頌功碑が配されています。
8本のエンタシスの柱が本瓦葺八角屋根を支える特徴的な姿です。

鍵谷カナは、天明2年(1782年)、伊予郡垣生村今出(現・松山市西垣生町)に生誕。
垣生村の小野山藤八に嫁ぎ、当時、農家の副業だった伊予結城(いよゆうき=伊予縞/縞木綿)の生産に従事しますが、享和年間(1801年~1803年)に、藁葺き屋根(わらぶきやね)に使った古竹にできた縄目の跡が白く残っていることにヒントを得て、天保元年(1830年)、縞織り機を使って新しい絣模様を織る方法を考案。
弘化元年(1844年)には藍染めで今出絣、後の伊予絣を創始しています。
元治元年(1864年)、82歳で没。

伊予絣は、久留米絣、備後絣(びんごかすり)と並んで日本三大絣と称されています。

墓は長楽寺(松山市西垣生町)にあり、愛媛県の史跡に指定されています。
明治20年、今出三島神社境内に鍵谷カナ顕彰碑「飛白織工労姫命」(かすりおりたくみひめのみこと)が建立。
鍵谷カナの命日である5月28日には、『鍵谷祭』を開催。

建築家・木子七郎設計の建物は、松山市に数多く現存し、のほかに、石崎汽船旧本社屋(大正13年)、旧久松伯爵本邸(大正11年/現・萬翠荘)、愛媛県庁舎本館(昭和4年)があります。

鍵谷カナ頌功堂
名称 鍵谷カナ頌功堂/かぎやかなしょうこうどう
所在地 愛媛県松山市西垣生町1253
関連HP 松山市公式ホームページ
電車・バスで 伊予鉄道鎌田駅から徒歩35分
ドライブで 松山自動車道松山ICから約8km
問い合わせ 松山市文化財課 TEL:089-948-6603
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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