愛媛県喜多郡内子町、大森山の中腹にある神仏習合時代の山岳信仰の霊場が、だらり権現。愛媛県道56号(内子河辺野村線)途中から林道ダラリ線に入り、200mほど走った場所が、だらり権現入口。入口から石段を上り詰め、巨岩の間をハシゴで抜け、さらに鎖で巨岩をよじ登った先に鎮座しています。
内子町にある石鎚山の遥拝所へは、かなり危険なアプローチ
険しい岩場の上に祀られるのは、神仏習合のだらり大権現。
だらりというのは一帯の地名で、蔵王権現(本地仏は阿弥陀如来)を祀ったのだと推測できます。
天気が良く空気が澄んだ日には遠く石鎚山を遥拝する修験の地で、石鎚山信仰の拠点だったことがわかります。
林道からは30分〜40分ほどで到達できますが、とくに岩場の下りは転落の危険があるため(鎖場の岩にはほとんど足場がありません)、安易に近づくのは危険です。
山慣れた人でも単独での登拝は、おすすめできません。
北側の谷を流れる川は御祓川(みそぎがわ)で、一帯が御祓(みそぎ)地区といういかにも権現登拝前の禊(みそぎ)の地といった感じ。
近くには「日本の棚田百選」の泉谷棚田、紅葉ヶ滝などの景勝地もあります。
画像協力/愛媛県
だらり権現 | |
名称 | だらり権現/だらりごんげん |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町北表甲 |
関連HP | 内子町公式ホームページ |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 内子町ビジターセンター TEL:0893-44-3790 |
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