愛媛県西予市宇和町岩木、JR予讃線・伊予石城駅(いよいわきえき)近く、予讃線の線路沿いの田んぼに配されたアートが、わらマンモス。「わらで作ったマンモスの親子と、わらで作ったお家」(わらマンモスとわらぐろ群)というアート群で、毎年3月〜4月にマンモスの藁(わら)を張り替えを実施。
わらぐろが、マンモスに進化
平成23年、4月29日に行なわれる『宇和れんげまつり』(当日のみ伊予石城駅に特急「宇和海」が臨時停車)を盛り上げようと、武蔵野美術大学(東京都小平市)の「わらアートチーム」と地元有志が協力して制作した「むさ美くん」が始まり。
平成29年にリニューアルされ、現在では鉄筋を内蔵し、さらに丈夫な構造に。
春には西予市の市花であるレンゲと、夏には稲が育った緑の田んぼ、秋には稲刈り後の田んぼとわらマンモスのコラボとなります。
脇を走る予讃線(伊予石城駅〜双岩間、伊予石城駅を出てすぐ、左側)の車窓からも見学可能。
ちなみに、3頭のマンモスには名が付けられ、親マンモスは、わらら、子マンモスが、まい。
そして 孫マンモスは、れんと命名されています。
元々、四国では、稲藁を乾燥貯蔵するために積まれた、三角帽子のような造型「わらぐろ」(九州では「わらこずみ」、東日本では「にお」・「にゅう」)という文化があり、愛媛県の農村の原風景となっていましたが、近年は失われ(往時は、藁は藁細工や牛の餌などに使われていました)、マンモスの造形へと昇華したもの(「宇和わらぐろの会」がその伝統を継承)。
わらマンモス | |
名称 | わらマンモス/わらまんもす |
所在地 | 愛媛県西予市宇和町岩木 |
関連HP | 西予市観光物産協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR伊予石城駅から徒歩3分 |
ドライブで | 松山自動車道西予宇和ICから約7km |
駐車場 | 伊予石城駅前駐車場を利用 |
問い合わせ | 西予市観光物産協会 TEL:0894-62-6437 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag