アールヌーヴォーのガラス工芸や現代ガラスアート作品を収蔵展示する美術館。パチンコメーカーの大一商会が運営している企業博物館です。アール・ヌーヴォー期の巨匠、エミール・ガレのコレクションでは『ジャンヌ・ダルク文花器』『蜻蛉文脚付杯』などを展示。
エミール・ガレとデイル・チフーリが2大コレクション
アメリカで初めて人間国宝に選ばれたデイル・チフーリの『シャンデリア』や『メイグリーン・マキア』などの常設展示も見応え充分です。
デイル・チフーリがスペインのレストランから発想を取り入れて手がけた巨大な『シャンデリア』(600個のガラスで構成された重さ500kgの作品)。
グッズショップでは、大一美術館オリジナルグッズのエミール・ガレ、デイル・チフーリ、ドーム兄弟のポストカード、ペーパーウェイト、調味入れのガラス製品や、ピアス、ネックレス、携帯ストラップなどのガラス製品も販売。
大一商会の創業者・市原茂氏は、パチンコ店(パーラー)の悩みのタネだった連ちゃんの不具合を解消する「連発式連ちゃん玉切り器」を独自に開発。創業した大一商会は、昭和27年に手作りの「市原式ゲージ」のパチンコ機60台を制作。市原式ゲージの評判は一気に広まり、岐阜県内のパーラーの8割が大一商会の製品だけを設置するようになったのです。
「日本一精巧で、楽しい台を作ってやろう」という一貫する姿勢からパチンコを一大産業にまで発展させました。
大一美術館が建つ名古屋市中村区鴨付町は創業の地。社会貢献活動の一環として美術館を運営しているのです。
特色ある美術館を目指して、大一美術館が蒐集(しゅうしゅう)するのがエミール・ガレの、万国博覧会出品作を含むアール・ヌーヴォーの作品と、現代ガラスアートの第一人者でアメリカの人間国宝第一号に認定された、デイル・チフーリのパワフルな作品。
大一美術館 | |
名称 | 大一美術館/だいいちびじゅつかん |
所在地 | 愛知県名古屋市中村区鴨付町1-22 |
関連HP | 大一美術館公式ホームページ |
電車・バスで | 地下鉄東山線中村公園駅から市バスで7分、鴨付町下車徒歩1分 |
ドライブで | 名古屋高速万場線黄金ランプから約3km |
駐車場 | 15台/無料 |
問い合わせ | 大一美術館 TEL:052-413-6777/FAX:052-413-3838 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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